夫婦ふたりの家2

20代ふうふの家（前）

若い世代が日々の暮らしになかなか希望を持てない現在の世の中の状況で、「家を持つ」なんて事は、「とても考えられない」と言います。

「幸運でした」そのふうふは言います。

資金はもちろん、土地探しで出会った不動産屋の担当者、そして見つかった土地・・・など、「動こう！」と決断してからの諸々が、良い方向であった事に対する正直な気持ちです。

そもそも「家を持つ」事を考えたのは、小さな土地で小さな家なら、家賃と同程度の支払いで可能ではないか・・と考えられたからです。

条件は「通勤可能な（都内の）土地」ですから、ご予算との関係で小さな土地になります。その辺は十分に理解されており、「ふたりが住める丁度いい大きさの家が作れればいい」という基準をしっかり持たれていました。

見つかった土地は、私鉄駅から徒歩10分弱。密集地の路地の突当り。東側はマンションがあり、南と北はお隣の家が密接し、空いているのは、道路側の西面だけ。雑然とした場所ですが、ふたりが静かに安らかに暮らすには、新しく作る家が周囲の「雑然」に埋もれ、むしろよいのではないかと思いました。またご希望も「目立たない家」でした。

つづく ⇒　夫婦ふたりの家3　：　20代ふうふの家（後）

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２０代のふたりのささやかな小さな棲家　：　鳥牛之家

敷地　45ｍ2（13坪）　木造２階（+ロフト）延べ面積　53ｍ2（16坪）　＊ロフト含む面積　61ｍ2（18坪）

鳥牛之家　HP内のページ

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