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日経記事;回線パンク回避富士通/NEC通信網 大容量化に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

12月14日付の日経新聞に、『回線パンク回避 富士通・NEC、通信網を大容量化 スマホ普及でデータ量急増 』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。


『日本の通信機メーカーが通信網を大容量化する技術を相次ぎ実用化する。富士通は光ファイバーの能力を5倍にする新システムを開発、2012年から販売する。NECは高速携帯電話の海外向け基地局を開発する。

スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の普及などにより世界的に通信網の逼迫懸念が強まっている。日本勢はこれを解消する技術をテコに通信インフラの需要を開拓する。

従来型の携帯電話に比べやり取りするデータが多いスマホの普及で世界の携帯端末のデータ通信量は15年には11年の10倍前後に高まる見通し。

ネットワーク経由でソフトなどを利用するクラウドコンピューティングの浸透も大きな要因。データをさばききれなければ携帯電話がつながりにくくなるため、対策が急務となっている。

富士通の光伝送システムは光ファイバー1本あたりの能力が従来の5倍の毎秒8テラ(テラは1兆)ビットと世界最速を実現した。2時間の高画質映画を1秒で1千本以上送る能力に相当する。

敷設済みの光ファイバーを利用できるため、携帯電話の基幹通信網やインターネット回線を短期間で飛躍的に増強できる。

まず、米国の通信会社向けに販売。日本では12年度中にNTTグループなどへの納入を目指す。3年間で700億円の受注を目標にする。

NECはアジア市場向けの高速携帯電話基地局の実用化を急ぐ。中国の国営企業と共同で中国規格の装置を開発する。高速携帯電話は第3世代携帯電話より回線数を3倍に増やせるため、スマホ需要に対応しやすい。

日本で実用化した高速携帯電話規格ではテレフォニカ・アルゼンチンなどに基地局の試験設備を納入。本サービスの設備受注につなげる。光ファイバーの能力を高めるシステムの実用化も急ぐ。

通信網のパンクを防ぐため米国では携帯電話料金を定額制から従量制に切り替えたり、日本では過剰な通信を制限したりする例も出ている。

定額料金の廃止が広がると利用者にとっては実質値上げとなり、携帯通信の普及にも水を差しかねない。世界で年3千億ドルといわれる通信の設備投資は光通信網と携帯電話網の増強が中心となる。

通信網の逼迫を解消すれば、消費者は高品質のサービスを安く利用できる。様々なソフトを提供するサービスなど新たな収益を得る機会が増えるとみて通信会社も能力増強を急ぐ。

富士通は光通信装置で中国の華為技術、仏アルカテル・ルーセントに続く3位。NECは基地局間の通信装置でスウェーデンのエリクソンと首位を争う。日本勢と海外勢の技術開発競争も激化しそうだ。』


スマホの急速な普及により、データ通信量が国内だけでなく海外市場でも急増しており、既存の通信インフラでは処理しきれない事態が既に発生しています。

記事によると、従来型の携帯電話に比べやり取りするデータが多いスマホの普及で世界の携帯端末のデータ通信量は15年には11年の10倍前後に高まる見通し、とのこと。

インターネット上の通信量が増えた原因の一つが、クラウド;データセンターの活用頻度が増えたことにあります。

クラウドを使えば、自社や個人のパソコン、サーバー、或いは、スマホなどの機器にデータファイルを持っていなくても、ネットを経由して何時でも何処でもデータにアクセス出来ます。

クラウドをストレスなしに使うには、ネット上で問題なくスムースに情報のやり取りを行えることが大前提です。スマホの普及で大勢の人が同時に、動画ファイルなどの重いデータ量を持つものを頻繁にやり取りしますと、当然、ネット上の通信インフラ(土管)の中のデータ量(土管の中を流れる水量)が急激に増えて詰ります。

もしこのようなことが頻繁に起こると、ビジネスや個人生活に深刻な影響を与えます。クラウドやスマホの普及にもネガティブな影響を与える可能性があります。

クラウドやスマホの普及の条件の一つが、大規模データのやり取りを可能にする大容量通信インフラ(土管)の確保になっています。

国内通信機メーカーのうち富士通は、既存の光伝送システムである光ファイバ1本当たりの能力を従来比で大幅に伸ばす技術を確立しています。

例えば、5倍の毎秒8テラ(テラは1兆)ビットと世界最速を実現した(2時間の高画質映画を1秒で1千本以上送る能力!!)とのこと。

NECは、携帯電話の基地局間をつなぐ無線通信装置の新型装置で、回線数を3倍に増やせる「LTE」技術に対応したものを提供し、回線需要の増大に対応すると、しています。

このように、富士通とNECが得意技術を進化させて、通信インフラの世界市場に攻勢をかけることは大いに意義があります。

もっと積極的に海外展開を図り、それぞれの得意分野で通信インフラ事業の覇者となることを期待します。世界市場のグローバル化はさらに進みます。その時に重要なインフラの一つが通信インフラであることは間違いありません。

つまり、通信インフラの増強・需要は世界的に増え続けることになります。この事業環境下で、富士通は、中国の華為技術、仏アルカテル・ルーセントと競走し、NECは、スウェーデンのエリクソンと競走しながら
世界ナンバーワンとなることを期待しますし、なる必要があります。

世界で通用する技術をてこにしたたかに事業展開して、ナンバーワン企業になり、世界の通信インフラであるプラットフォームの維持強化に貢献しながら、事業拡大できるようにする重要です。

通信インフラというプラットフォーム事業を国内企業が制することは、国内関連事業の継続的な基盤強化につながります。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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