丸太で音を良くしようという計画 - コラム - 専門家プロファイル

高安 重一
有限会社アーキテクチャー・ラボ 代表取締役
東京都
建築家
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丸太で音を良くしようという計画

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昨日は朝霞台の工場に行って製品検査。

銀行の店舗のエコ化を進める提案で、
・とにかく間伐材を利用して、
・それで音環境を森の中のような「いい音」にすること。
・森の中にいるように感じると体感温度が2度下がるので無理なく省エネになり、
・お客さんも銀行員も快適にすごせる。
という提案して、関西と関東で1店舗ずつ実施すると言うことで冬から設計していたもの。

太さの違う丸太を上手く並べることで(これがミソだけれど)、室内の音が良くなるという考えで、
国内の杉の間伐材を2500本使う計画。
森にどれだけの貢献ができたことになるんだろう?

夏に間伐体験をしたけれど、結構大変だった。
切り倒すのも大変だけど、一本一本皮をむいて行くのも大変。

それを乾燥させて(これがなかなか乾燥しなかったらしい)、
40φから120φまでの数種類の丸太にするために、集成して成形したり。
節があるのも当然で、色もバラバラ。

丸太を並べたユニットを設計して、
それを積み上げたり、ずらしたりしながらインテリアに配置していくのだけれど、
ユニットを組み立てる過程では、
一本一本バラバラな木を選別しながら、数千本を手作業で組み立てていくのだから、
考えるとちょっと気が遠くなりそうだった。

あと数日で関西分を仕上げて搬入よていで、週末は神戸に行って取り付けに立ち会う予定。
そして来週は東京分を取り付ける。

音はスタジオの設計でもない限り、建築計画的には比較的あとまわしになりがち。
また音楽用の空間ではないところで、
悪い音場(人の声がうるさい喫茶店など)はみんな気がつくけれど、
いい音場でも特に大きく取り上げられることもない。

視覚に比べて聴覚が空間体験に及ぼす影響は小さいのだろうけれど、
一度それを知ってしまうと、他の空間との差がはっきりわかるという、
結構重要な要素だと思う。
しかもこれは写真ではわからないので、体験しなくてはいけないというのも建築のなせる技か。

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