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丹多 弘一
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山本 雅暁
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閲覧数順 2016年12月03日更新

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日経記事;シャープ,12年3月期に海外調達率70%超に に関する考察

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皆様、
おはようございます。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。
 
12月2日付の日経新聞に、『シャープ、12年3月期に海外調達率70%超に』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『シャープは円高対策で部品や部材のうち海外から調達する比率を引き上げる。海外の拠点を活用し、2012年3月期中に70%超まで高める。

円高を活用して低コスト調達を進め、為替変動の収益に与える影響を軽減する。

同社は1995年にマレーシアで資材調達を担う現地法人を設立するなど、海外調達を進めている。汎用品だけでなく、大規模集積回路(LSI)のような最先端品も調達できるようになってきたことで、海外調達比率は2年前に比べて約15ポイント上がる見通しだ。

この結果、円相場がドルに対して、1円動いた場合の営業利益の影響額は年6億円と2年前に比べて4億円改善する見込みという。

同社は需要地に生産拠点を設ける「地産地消」戦略を掲げ、冷蔵庫など白物家電や中型の液晶テレビの海外生産を拡大。海外生産比率は今期中には68%と2年で15ポイント上昇する見込み。

これに合わせて部品や部材の現地調達を加速してきたが、国内生産でも海外生産部品の使用を進めているという。

海外調達比率はパナソニックは11年3月期で53%、日立製作所は36%だった。シャープの海外調達は他社に比べて先行している。』


大手家電メーカーは、国内生産している機器の使用部品・部材について、コスト削減のため海外調達比率を増やしています。

これは、新聞記事にありますように、円高を利用すると、国内調達よりも海外からの輸入部品・部材の方が安く購入できるためです。

この判断の前提は、しばらく円高が続くとみているからです。

最近、私の知っている何社かの中小製造業者が海外生産を始めました。当面、主要な顧客は日本国内の取引先です。

理由は、国内の取引先が価格を下げるならば、取引継続を望むことによります。

勿論、この国内への輸入ビジネスが何時まで続くか判らない面があり、リスクが高いので早急に海外顧客開拓を進めるようにアドバイスしていますが、国内取引先との事業継続は当面の売上確保につながります。

東芝も海外調達比率を60%から70%に引き上げる計画を 2年前倒しし、2011年度中に達成する、と以前発表していました。

このように大手製造企業が海外調達比率を増やしているのは、アジアを中心とする海外企業の実力が向上し、日系企業以外からでも、要求される品質基準を満たす部品・部材を購入できるようになったことにもよります。

国内の中堅・中小企業は、円高がさらに続くと、取引先が海外移転を加速するだけでなく、同じ品質を持つ部品・部材を海外企業から輸入する動きも加速しますので、更に事業環境が厳しくなります。

国内に留まって、更なるコストダウンを図ることは一般的に難しさがあります。既に多くの企業がコストダウンを行ってきており、更なるコスト削減の余地が小さいことによります。

大手企業を含む取引先が海外調達を増やすのは合理的な考えです。

また、国内市場は毎年20万人~30万人減っていく、人口減少に直面しており、今後国内市場も縮小傾向に入ります。

国内のみで事業を継続するには、他社と差異化が出来る機能・性能などをもっか更なる価格ダウンを可能にする部品・部材、商品をもたないと難しくなります。

解決策の一つの方法は、海外進出です。しかし、安易に海外に出ていくと数年後にその多くの企業が、事業継続が出来なく事態に遭遇しています。

理由の多くは、集客が出来ないことです。海外進出前に集客確保の可能性やや各種法規制など、十分に調査・確認して行うことが重要です。

最近、中小企業からの海外進出に関する相談案件が増えています。関心の高さを反映しています。しかしながら私がお手伝いできる企業の数は限られます。 

このため、可能な限り多くの中小企業に海外進出前に考え、実行しておくべきことを理解してもらうためのセミナーを計画しました。

現在は、12月21日に 『これからの中小企業の海外進出における課題と対応 ~綿密な事前調査・準備は海外進出を成功させるための第一歩~』 のタイトルで、東京都大田区産業プラザPIOで行う予定です。

ご関心のある方は、セミナータイトルをクリック願います。

この他、2012年3月に『(仮称)中小企業のこれからの海外戦略;課題と対応~綿密な事前準備が成功への第一歩~』のタイトルでのセミナーを計画しています。
詳細決定後、公式Webサイトやブログ・コラムに掲載します。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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