こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの森久美子です。
お金のことは、よく分からないからとあきらめてはいませんか。お金と上手につきあって、ちゃんと暮らしたいと思っているあなたの「マネー力」をつけるためのコラムです。
親が残した財産をめぐり、家族や兄弟姉妹が争い、口も利かない仲になってしまった・・。
最近そんな遺産をめぐるトラブルを避けるために、利用者が増えているのが信託銀行の「遺言信託」です。
信託銀行等では、遺言書の保管から財産に関する遺言の執行までを行う「遺言信託」から、相続財産目録の作成や遺産分割手続き等を行う「遺産整理業務」まで幅広く取り扱っています。
件数も増加傾向で、信託協会の資料によると、平成22年度末の遺言書の保管件数は7万2000件。平成13年が3万7,000件なので10年で2倍になった計算です。
ところが、この遺言信託の手数料が高騰しているという記事が、今週の日経新聞に掲載されていました。
相談内容が複雑化し、1件あたりの作成コストが膨らんでいるのが原因だとか。
現在、大手信託銀行の場合、遺言書再生の基本手数料は31万5000円。他にも公正証書などの作成手数料もかかります。
相続の準備もなかなか大変そうです。
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