- 田中 伸裕
- 田中伸裕建築事務所 代表
- 岐阜県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
断熱化をすると、なぜ快適性を感じ、省エネにつながるのか?
それに影響を与える3つの室内の温度環境を探る旅の第3弾
3:自然室温
人や電化製品などから発生する熱で暖められた室温
体温の高い人・低い人、人数、電化製品の多い少ないはありますが、暖房をしていない部屋(トイレ・廊下等)で、
旧省エネ基準では、 外気温+2℃程度
次世代省エネ基準では、外気温+6℃程度 になります。
非暖房室での自然温度が上がれば、
暖房されている部屋との温度差が小さくなりヒートショックを減らすことが期待できます。
夏場は暑くなる!と思いますが、断熱性能が高ければ、「天井・壁・床・開口部の表面放射温度」が低くなるので
影響は少ないと思われます。
3つの室内温度環境の変化がお互い影響しあい、断熱化をすると、快適性を感じる結果になっています。
快適性を感じれば、まだ冷暖房機器は必要ない。
又はそれ以上設定温度を上げる・下げるということがなくなり省エネへとつながっていくのです。
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