日経記事;太陽電池の国内出荷3割増住宅用4割伸びる に関する考察 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表
神奈川県
経営コンサルタント
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

日経記事;太陽電池の国内出荷3割増住宅用4割伸びる に関する考察

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 新規事業・事業拡大
  3. 新規事業・事業拡大全般
情報・知識 ビジネス雑感

皆様、
こんにちは。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

11月17日付の日経新聞に、『太陽電池の国内出荷3割増 住宅用4割伸びる 4~9月、輸入も拡大』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。
 
記事の主な内容は以下の通りです。

『太陽光発電協会が16日発表した2011年度上半期(4~9月)の太陽電池の国内出荷量は、前年同期比29.6%増の約60万6000キロワット(発電能力ベース)だった。

福島第1原子力発電所の事故後、住宅用を中心に補助電源や節電対策としての引き合いが増えた。一方、低価格の海外製品の輸入が加速しており、国内出荷に占める輸入品の割合は過去最高となった。

住宅用は前年同期比38.3%増の約54万3000キロワットだった。4月に補助金の水準が引き下げられた影響などで、4~6月は成長ペースが鈍化したが、電力供給への不安の高まりで、夏以降は購入する家庭が増えた。

一方、昨年度までに初期投資への助成が事実上打ち切られた公共・産業用(発電事業用を含む)は同15.3%減の約6万1000キロワットに落ち込んだ。

輸入品比率は17.5%で、前年同期比で3ポイント上昇した。欧州の太陽電池市場が主要国の太陽光発電の導入支援策の縮小で落ち込むなか、中国や欧州の太陽電池各社は、比較的堅調な日本国内の出荷を増やしている。

円高の影響で海外メーカーの価格競争力は高まっており、「国内メーカー製品より2~3割安い海外製品も流入している」(関係者)。来年7月には国内で再生可能エネルギーの全量買い取り制度が始まり、メガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設も進む。

海外メーカーが日本市場に殺到することで、今年度下期以降も輸入品比率が上昇する公算が大きい。

規模が大きい産業用の太陽光発電装置は、使用される太陽電池も価格重視の傾向が強く、国内勢にとっては厳しい状況が続きそうだ。』


この記事にあります通り、国内の太陽電池の国内出荷量は順調に伸びています。家庭用太陽電池の需要が伸びているためです。

産業用用途は、2012年7月に、国内で開始予定の再生エネルギー全量買い取り制度では、メガーソーラーなどが生みだした電気が割高な価格で買い取られるようになりますので、再度、大きな需要創出が起こります。

国内メーカーにとっては、大きな追い風になりますのでこの機会に商品力を高めて海外市場開拓のためのきっかけ作りをすることが重要です。

太陽光発電は、今まで欧州で堅調に動いていましたが、補助金がカットされたことから、欧州及び中国企業が国内市場に安価で攻勢をかけています。

海外勢にとっては円高は追い風になります。

アメリカ市場では、中国メーカーの安値攻勢で米国メーカーが相次いで倒産しました。国内メーカーは同じ轍を踏んではいけません。

太陽光発電を含む環境事業は、これからの国内産業の成長分野であり、価格競争力も付けて海外メーカーとの競争に勝ち残るたくましさが必要です。

価格競争力向上のために、量産品の海外生産対応も含めて考え、実行することが大事です。国内メーカーは、今まで半導体、液晶ディスプレイなどの分野で海外勢の安値攻勢にさらされてきました。

負けた要因の一つが国内メーカー数が多いことでした。

太陽光発電装置は、少なくとも国内製造メーカーの乱立で、価格競争力で負けることは避けるべきです。必要に応じて、メーカー間の協業・連携、或いは、事業集中の経営実行を期待します。

また、発電効率を飛躍的に向上させて、海外勢を突き放す技術的イノベーションの積極的な継続も必要です。

当面、価格競争力を維持しながら、海外勢とのしれつな戦いを勝ち抜くための努力が必要になりますが、国内メーカーの踏ん張りを期待します。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(神奈川県 / 経営コンサルタント)
グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 代表

起業・企業存続の為の経営戦略立案・実行と、ビジネススキル向上

起業及び、事業拡大や経営合理化を目指す企業に対して経営コンサルを行います。大手メーカーで得た経験を活かし、補助金活用、アライアンスやM&A、市場分析に基づいた事業戦略策定・実行や事業再生を支援します。OJT研修でのビジネススキル向上を支援します。

カテゴリ 「情報・知識」のコラム

このコラムに類似したコラム

日経記事;太陽光発電,海外勢相次ぎ日本開拓 に関する考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2011/11/23 07:09)

日経記事;カメラ/車一気に進化,超微細部品の実力に関する考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2011/08/01 05:59)

日経記事;コニカミノルタLED照明参入 薄型で差異化 に関する考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2011/07/08 09:10)

日経記事;NEC,液晶 中国合弁に切り替え子会社株売却に関する考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2011/02/26 16:21)

日経記事;シャープ,奇美と提携 液晶パネル生産分担 に関する考察 山本 雅暁 - 経営コンサルタント(2011/02/05 07:22)