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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
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閲覧数順 2024年04月18日更新

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ハイパー円高の理由を考える

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くらしを守るマネー管理術 FP森本直人は、こう考える

円高傾向が続いています。

2007年に1ドル=120円台だったのが、2011年は、1ドル=75円台まで進みました。

仮に、120円と75円で計算すると、下落率は、実に▲37.5%です。

ところで、なぜ今、円高なのでしょうか。

いろいろな見方が出ていますが、
個人的に最も納得できる理由は、日本のデフレです。

デフレは、物価が下がる現象。

つまり、通貨の価値が上がる現象です。

仮に、日米とも金利が0%だとすると、
価値が上昇しているデフレの国の通貨を選択すべき、という理屈になります。

また当面、日本はデフレが進行するだろうと、
世界中の投資家から予想されている、と読むこともできます。

そこで、なぜ今、日本はデフレなのかを考えてみます。

デフレは、物価が下がる現象です。

例えば、牛丼や衣料品が値下がりしているイメージです。

安い商品やサービスに人々が集まるため、
お店の側もさらに安く、もっと安く、という循環に陥っているものと思われます。

安いことは良いことだ、という消費者側の風潮もそれを後押ししています。

もちろん、私個人も商品やサービスが安いことは、嬉しいです。

ただ、一方では、安くなることを喜んでばかりはいられません。

デフレ傾向に変化がない限り、円高圧力にも歯止めがかからないということです。

円高が行きつく先は、産業の空洞化です。

今のままだと、輸出産業は、日本国内では経営が成り立たなくなってしまうでしょう。

そうなると、次は、失業の問題が出てきます。

これは、恐ろしいことです。

デフレをどう克服するかは、国全体で考えていかなければならない問題ですが、
年金削減や増税の話が出ると、ますますお金を貯め込む方向に動いてしまいます。

ちなみに、デフレを克服するためには、「消費」でなくとも「投資」でよいのです。

「投資」であれば、単純にお金が消えてしまうことはありませんし、
特に今は、株も外貨も安いわけですから、きちんと計画的に投資をすることで、
お金を増やせる可能性も十分にあります。

ここにこんなことを書いても何も変わらないかもしれませんが、
少しでも気付いてくれる人がいるといいな、と思い書いてみました。

 

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