実録!個別相談レポート:Fさんの場合(2) - 学生の就職と転職 - 専門家プロファイル

小宮 伸広
brainchild-CareerConsultancy 代表
東京都
キャリアカウンセラー

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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実録!個別相談レポート:Fさんの場合(2)

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個別相談レポートとは?

専門家といきなり会うのはちょっと気が引けちゃって・・・そんなあなたの為に、

「個別相談はどのような雰囲気で行われるか?」

イメージをしていただきやすくする為に、私が行っている個別面談の様子をお伝えするものです。

面談者の了解を得た上で公開させていただいております。

 

エピソード2:天職への道

天職という言葉があります。

キャリアコンサルタントをしていると、やはり最終的には天職(適職)というものの探索が求められます。

最終的に天職・適職というのは個人の感覚次第ですから、

「やりがい」「生きがい」を感じれば向いてない仕事でも天職であったりします。

逆に「やりがい」「生きがい」を感じない仕事でも、その方の生活に合っている事で天職になったりもします。

あくまでも本人がどう捉えるか?にかかわるものですので、

100%の正解はありません。

しかし、これから天職を探していくにおいてはいわゆる「自分軸(就活軸)」を理解し、

それに沿って職業選択をしていく事が近道である事に変わりはありません。

Fさんの場合は、専門的に大学院で心理系の勉強をしてきている事、

そして職業選択をする上においてもこれが軸になっているのが現在の状況です。

視覚と心理の相関関係を研究しており、

その中でも福祉方面で今まで学んだ事を活かしたいというのが希望です。

 

もちろん、このような学問は高校~大学へ進学する中で興味を持ち、

学びたいと思ったものである確率が高い。

実際、僕も大学へ進学してから「心理学」というものに非常に興味を持ちました。

僕自身は教育学部出身ですが、正直申し上げて心理学部を選択したかった・・・と、

後悔していたくらいです(-ε- )

 

エピソード3:自分軸・就活軸・・・軸とは?

今回は少し過去を振り返っていただきました。

あくまでも初回面談ですので、参考までに今の考え方の裏付けを取れるかどうか?という作業です。

実際に具体的なところは細かく自己分析をしていく必要がありますが、

あまりにも明確なビジョンを持っているので、そのビジョンをどの程度参考にしてばいいか?を

認識していただく作業です。

趣味や興味の分野に話を広げながらお聞きしていくと、

幼少期に「絵を書くのが好きだった」という事を思い出してくれました。

その時、Fさんの表情が「ハッ( ゚Д゚)」としたんですね。

絵を書くのは好きだったようですが、なんせセンスがなかったようで・・・やめちゃったそうです( ´・・`)

しかし、これが今研究をしている「視覚」と「心理」の研究に気付かぬうちに

繋がっているという事に『気付き』があったのです。

 

さて、自分軸(就活軸)という言葉にちょっと話を戻しましょう。

 

幼少期、絵が好きだった

     ↓

芸術に興味が出てきた

     ↓

美術系大学に進学

     ↓

芸術家・美術教師・デザイナー等々・・・

 

このようなパターンは非常にわかりやすく「軸」が見えます。

 

就活を始めた皆さんも「自分軸(就活軸)」と言われると、

このくらい明確な軸があるのではないか?と錯覚してしまいます。

しかし、これは大きな間違いで就活に潜む罠でもあります。

 

こんなに明確な軸はそうそう存在しませんし、

ほとんどの方がこんな一直線につながる軸なんて持っていません。

 

しかし、このような軸があるとイメージを刷り込まれてしまうので、

最終的にそれが見つからず、

「自分には軸が無い」「軸がぶれてしまっている」というネガティブ思考に陥ってしまいます。

気を付けましょう。

 

Fさんにお話ししたのは、以下の2点です。

「軸というのは決して細いものではなく、幅のあるもの」

「軸というのは1本とは限らない、複雑に絡み合って大きな軸となっているものもある」

 

今回の面談において発見出来たものは幅のある・・・でも過去から現在へつながっていた軸です。

これから自己分析を進めていく中で、もしかしたら違う軸も見えてくるかもしれません。

しかし、今回の面談において少なくとも1本・・・

自分の中に繋がってきたものが発見出来た事は彼女にとって大きな気付きであったようです。

 

あなたも、ぜひ一緒にあなただけの軸を探してみませんか?

個別面談でフリートークをしながら、その道をたどってみましょう。

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