性格の悪い広告 - クリエイティブディレクション - 専門家プロファイル

別所 諒
ビジョン・コンサルティング 別所諒 主宰
東京都
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閲覧数順 2016年12月08日更新

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性格の悪い広告

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広告の作り方 デザイン

広告の目的は何かを聞かれれば、売上アップと答える。

 

認知率とかコミュニケーション・リサーチなんて小難しいことを話して、

お客さんを煙に巻くようなことはしないように心がけている。

 

というのは、お客さんは中小企業が多いので、

業務と責任の分担が明確な大企業のように、データがよかったからOKとはならないからだ。

 

社長と仕事をしている以上、

「当社の知名度を上げて欲しい。」

「ブランドイメージの向上をして欲しい。」

という依頼は、皆無と言っていい。

 

与えられるミッションは、売上アップのみである。

 

チラシだけでなく、会社案内、パンフレット、名刺、封筒に至るまで

売上アップできるかどうかを考えることになる。

 

 

そこで注意しないといけないのが、「性格の悪い広告」を作らないということだ。

 

売上を上げたいあまりに、インパクトのある表現や価格を前面に出す広告や

中には、他社との比較を記載することもある。

 

効果が出ることが多いのは否定しないが、

問題は、買った人ではなく、買わなかった人にどう思われるかということだ。

 

 

例えば、奇抜な髪型の営業マンが、満面の笑みを浮かべて、

「今、この商品は安いですよ。お買い得です。買わなければ損ですよ。」

とすり寄ってきたらどうするだろうか。

 

聞くまでもない話だが、そそくさとその場を去ろうとしたら、

「ちぇ!せっかくいいものを安く売ってやろうとしたのに!」という

具合に、捨て台詞を吐かれたらいかがだろうか。

 

テレビドラマでない限り、そんな場面に遭遇することはないが、

広告では、案外と近いことを経験することがある。

 

安さにつられてお店に行ったら、その商品は品切れで、

「本当にあったのか?」と感じることはあるし、

帰ろうとしたら店員がしつこくしてくる。

 

資料を請求したら、オペレーターが電話をしてきて、

断るとこちらが受話器を置く前にガチャ!

 

ということで、性格の悪い広告、性格の悪い会社はたくさんある。

 

しかしながら、もともと性格が悪かったのかというと、

そんなことはない。

 

人や会社の性格が悪くなる原因のほとんどは売上だ。

 

売上とはお金である。

 

お金の心配があると、早急に売上が欲しくなる。

売上を上げようとすれば、強引な売込みをするようになる。

 

強引に売り込んでも買ってくれない人は嫌いになる。

 

こうして、お金を払ってくれる人は大好き、

払わない人は嫌いとなる。

 

 

そんな人がいれば、やはり性格がいいとは言えないだろう。

 

広告も同じである。

 

では、性格をよくして、売る方法はあるのかという話になる。

 

 

結論から言えば、ある。

 

 

「ほほ~、なるほど!」と思っていただけるコンセプトを出すということだ。

 

 

当社が支援している学習塾は、過去の実績を大きく広告していない。

生徒募集を前面にも出さない。

 

変わりに、「最後の最後まで面倒を見る。」をコンセプトに

受験直前の1ヶ月は、受験学年以外の授業をストップして、

すべての力を受験生に集中させる。

 

実際、ラスト1ヶ月を死に物狂いでやれば(やらせているが)、

当落線上の学校に合格することは珍しくない。

 

決して、品がよく美しい広告とは言えないが、性格のよさは表現でき、

入塾生の増加にも効果がある。

 

 

売上が苦しいと、社長の性格が悪くなりがち。

それは仕方がない。

 

だからこそ、インパクトのある広告を作成する際は、

社長の性格を変えることが仕事になることもある。

 

このあたりが、広告屋であり、コンサルティング会社である強みではないかと考えている。

 

 

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