- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:老後・セカンドライフ
老後生活の最後にはお墓と葬儀が関わります。葬儀に関わるデータは少なく、ネットでひいても葬儀社のHPが出てしまいます。
ただ、一般的な家族葬であれば葬儀費用は多くを必要としません。特別な用意をしなくても、最終に残った貯蓄で賄えると考えています。別な考え方として、残った貯蓄で賄える葬儀の形態を考える方が良いのではと思います。
私が得ている東京都のデータ2002年葬儀に関わる費用等調査報告書によると、2001年の都民が負担した葬儀費用の平均価格は、3,458,600円です。但しあくまで平均ですので中位点ではありません。高額の葬儀は16,500,000円であり、これだけで3軒分の費用に当ります。ちなみに最低価格は350,000円になっています。
葬儀費目で意外とかかるのは飲食費です、最高クラスで1,999,700円、最低クラスで368,700円です
戒名の値段も一定の価格というものがありません。最高クラスで1,386,500円、最低クラスで201,700円でした。
上記10年前の価格です、現在は葬儀に掛る費用は、参列者も少なくなり、形態も直葬、家族葬が多くなったため、トータルでの費用は低下していると考えます。
なお、東京23区の場合、区民葬という比較的安い葬儀を提供している葬儀社があります。
この葬儀は、行政と葬儀社の契約により、簡素な葬儀が出来るように設けられた制度で、お亡くなりに為られた方が23区内にお住いならだれでもご利用になれます。
ただし、葬儀内容は定型として定められています。このためそれ以外の事を依頼する場合には、費用の追加が求められます。また、斎場が込んでいる際には、日延べのためのドライアイスの費用等が追加されます。
名前が区民葬ですので、行政が関与し助成金等の補助があるように思われますが、補助は無く、あくまで簡素な葬儀を行う事で費用を抑えています、従って家族などの少ない人数で行う葬儀に向いたものとお考えください。
また、各市町村でもこのような形態の葬儀を行っている場合がありますので、「市民葬とは」で検索されるようお勧めします。
文責
ファイナンシャル・プランナー
日本FP協会認定 CFP® 吉野充巨
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