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日経記事使用電力常に把握次世代メータ経産省新規格に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

11月7日付の日経新聞に、『使用電力、利用者が常に把握 次世代メーターで経産省が新規格』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『経済産業省は電力需給対策の一環として普及を目指すスマートメーター(次世代電力計)を、企業や家庭など利用者が電力の使用状況の詳細な情報を把握できる新規格に統一する。

電力会社が独占してきた情報を広く共有し、ピーク時の使用電力の抑制や、節電サービス、新家電などの新市場育成につなげる。時間帯別電気料金の導入など電力供給システムを改革する狙いもある。

経産省は週明けに官民の検討会を開催し、年度内に全国統一規格をまとめる。参加する東京電力など電力会社や、パナソニック、東芝など大手企業は新規格で一致する。

政府は電力会社に5年間で国内の電力計の8割を新規格の次世代電力計に置き換えさせる。家庭やビルがエネルギー管理システム(HEMS、BEMS)を導入する際の補助金支給は、新規格への対応が条件だ。

新規格の次世代電力計とHEMSなどをつなげば、需給に応じ自動的に空調などの電源を入れたり切ったりできる。現在の次世代電力計は電力会社側にしか情報が送られない。新規格で電力会社内でブラックボックス化していた情報を利用者などに公開させる。

電力使用状況の利用者への詳細な情報開示は進んでいない。家庭を中心とする低圧需要の場合、使用電力量の累積のみ計測する機械式電力計が9割を占めている。

一部で導入されている次世代電力計も、電力会社側にしか情報が送られていない方式がほとんどだ。

今回の規格統一は、エネルギー・環境会議が「エネルギー需要安定行動計画」に盛り込んだ、電力供給システム改革に向けた規制・制度改革の第1弾。

次世代電力計への置き換えやHEMSなどの導入が進めば、夏の昼間など電力需要のピーク時に料金を引き上げる時間帯別料金制度などの導入が容易になる。

検討会では同時に、HEMS機器、BEMS機器とエアコンや冷蔵庫など家電をつなぐインターフェース(接続面)も統一。

HEMS機器や家電のメーカーを問わず接続できるようにすることで、消費者の選択肢を広げる。』


今まで電力会社に独占されてきた電力使用状況に関する情報開示を行う動きが、具体化されようとしています。

各家庭やオフィスでリアルタイムに各電気機器の使用状況が判り、太陽光発電やハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)及び蓄電池などと接続して最適な電力供給・使用方法を選ぶことが出来るようになります。

経産省は、強力にスマートメーター(次世代電力計)の新規格やインターフェースを早期に統一化することを大いに期待します。

最近の新聞発表によりますと、「中国の二酸化炭素(CO2)排出量が2009年に68億トンに達し、2位の米国との差を広げて3年連続で世界最大になった。世界の排出量の約4分の1を占めた。インドもロシアを抜いて初めて3位に浮上。新興国に温暖化対策を求める声がますます強まりそうだ。 」とのことです。

温暖化対策の面からも省エネ・省電需要は確実に高まっています。

スマートメーター(次世代電力計)のメリットは以下の通りです。
・時間帯別電気料金が導入出来る。
・家庭やオフィス内で機器ごとの電力使用状況が判り、節電しやすくなる。
・消費者はより節電が可能になる製品を選べて、より省エネ家電・サービスを実現したものががメーカーより提供されるようになる。

メーカーにとっては、省エネ・環境対応に貢献しながら、新規事業立上のきっかけになります。全家庭やオフィスに普及する状況を予想すると、国内市場だけでも大きな産業になります。

また、HVやEVに装備されている蓄電池と組み合わせて行うと、家電と自動車の両産業にまたがる相乗効果も期待できます。

この動きは、現在の電力会社が独占している、発電・送電・売電の仕組みを変えるための規制緩和につながります。これらの分野でも新規需要創出の可能性が高まります。

HEMS機器、BEMS機器とエアコンや冷蔵庫など家電をつなぐインターフェースも統一されることで、各メーカーの開発も容易に進むようになります。

政府とメーカーは、上記新規格やインターフェースを国内だけでなく、世界市場でも採用されるようにする標準化に対して積極的な働きかけを行うことが必要です。

言わば、スマートメーター(次世代電力計)に関するプラットフォームを日本発で作成・提案するのです。

今まで標準化は欧米に先行されてきましたが、スマートメーターについては日本がイニシアチブを取って標準化し、世界の省エネ・省電に貢献しながら世界市場で事業する体制をオールジャパンで作ります。

スマートメーター、省エネ家電、HV、EV、蓄電池などが統一規格及びインターフェースを持って開発・製造し、世界市場で販売できるようにすることが非常に重要ですし、楽しみです。

今後の動きに注目すると共に、期待します。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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