そもそも造成地は人工的に地盤を平らにしています。
ということは、もともとの硬質地盤が斜めにあったかもしれませんし軟弱地盤の上に造成しているのかもしれません。
あってはならないのですがひょっとしたら、ゴミを埋め立ててその上だけ綺麗に造成しているかもしれません。
一見平らに見える造成地盤ですが、地面の中はどんな硬さの地盤がどれだけの厚さがあるかわかりません。
そういった地盤の「不均質性」が地耐力よりも問題となります。
地盤が不均質であれば、部分的に弱い部分があるので建物が局所的に沈み基礎・建物を変形させます。
では、造成地は建てない方が良いのかというとそうではありません。
地盤の不均質性を見抜いて、地盤に合った補強を行えばよいのです。
その為には、
現地での周辺地盤・建物・道路の状態をチェックし、現地の地盤調査を実施して地面の中を確認する必要があります。
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