- うえた さより
- 株式会社ローズ・ウェッジ 代表取締役 カラーアナリスト・コンサルタント
- マーケティングプランナー
対象:販促・プロモーション
- 山田 祐子
- (旅館・民宿プランナー)
- 山田 祐子
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リーマンショック直後、クライアントさんが製造業関係と絡んでいて仕事がピタリと止まった時がありました。そこに、「ホームページを見ました。パーソナルカラー診断をお願いします。」という一般女性が増えたという経験が私にはあります。今日はこの一般女性、消費者の動きをお話ししましょう。
「パーソナルカラー診断」というサービスは個人の女性が対象ですので、私はホームページ以外は全く広告していないのです。メディアの取材を受けても企業、法人のコンサル中心の話をします。ですから、このホームページからの依頼者はかなりの本気度ということになります。
さて、本題にもどって。私はやはり前々から、一般女性の動きには注目していました。
「ビジネスにおいて色彩がなぜ重要なのか 序章」を読んでもわかるように、住宅販売で女性が動いて完売するという話です。また、私のセミナーで広く一般に募集をかけると女性がほとんど、7割くらいは女性ですね。
よく打ち合わせに行くと
「女性は色が好きですからね。集まりますよね。」
と言われますが、私はそう軽いノリで好きだというのではないと思うのです。もっと、どん欲です。どちらかというと「生きていかなきゃ。」という無意識ですが、本能的に私たち、特に女性はそう思って「色」をツールとして使っていると思います。
思えば、リーマンショック後、女性が診断に訪れたこと、バブル崩壊後、女性がわっとやってきて、高額である住宅をあっさりと買っていったこと・・・などを考えますと、
私たちは外部環境、経済的な不況という暗い環境になると、その暗い環境に反発するかのように心理的に明るいものや鮮やかなもの色がきれいなものを求めようとしているといえます。暗い時に暗いものを求めていると、精神的に落ち込みそうになるからというのを私たちは本能的に察知しているのでしょう。
*実際、かつて「オイルショック」などの経済不況になった時、サイケデリックな鮮やかな色が流行りました。景気がいい時は暗い色が流行ったりもしました。
さて、今年は日本人がみんな大きなショックに包まれた時代。仕掛ける側がもっとデリケートになって、それから消費者、日本人を元気づける意味でも「色」に十分配慮されて、ビジネスに活かしてみてください。
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