エントランス −花梨と漆喰による落ち着いた面持ち - リフォーム・増改築全般 - 専門家プロファイル

村上 春奈
村上建築設計室 
東京都
建築家

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対象:リフォーム・増改築

森 幸夫
森 幸夫
(代表)
木下 泰徳
(アップライフデザイナー)

閲覧数順 2024年04月22日更新

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エントランス −花梨と漆喰による落ち着いた面持ち

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光が丘のカリンハウス
玄関ドアを開けると、花梨と漆喰による落ち着いた面持ちの空間が目の前に広がります。

花梨庵では、既存の壁を撤去、新設し、以前の間取りから40センチほど玄関の幅を広げたため、マンションの玄関とは思えない、ゆったりとしたエントランスになりました。
(左の写真:玄関ドアを開けたときの風景)

土間部分は、ダークグレーの40センチ角の自然石を張りました。共用部分の廊下と色味を合わせたので、違和感なく室内へ誘われると思います。
室内の床は花梨の無垢フローリングで、上がり框も花梨。
壁は赤味を混ぜた柔らかい印象の漆喰で塗られていて、室内へと繋がっていきます。

玄関入って左側には、大容量の玄関収納を設けました。
奥行を深くしてあるので、コートやジャケット類を収納できるほか、上部には分電盤もおさめられています。
収納中央にある飾り棚には、現在、クライアントのお母様がつくられた置き物が飾られていて、玄関の表情をより豊かにしてくれているようです。
こういった飾り棚は、物を飾るだけでなく、ちょっとした物を置けたり手摺代わりに使えて、何かと便利ですよね!

収納の下部は少し空間をあけ、普段よく履く靴を置けるようになっています。間接照明をつけると表情が一変し、さらなる奥行感が生まれます。
(右の写真:夜間、室内側から玄関をふりかえったところ)

玄関扉の脇に貼られた鏡は、姿見として、外出時の身だしなみチェックに活躍します。床面や壁面に連続感も生まれて、玄関をなおいっそう広く見せてくれています。

村上建築設計室