- 辻畑 憲男
- 株式会社FPソリューション
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
-
03-3523-2855
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
リーマンショック、東日本大震災、ユーロ不安と続き、日本経済はなかなかよくなりませんね。いつになったら景気が良くなるのでしょうか。そんな中、低金利をチャンスと考え、住宅購入を検討している方は多いのではないでしょうか。そこで悩むのが住宅ローン選びです。
今住宅ローン金利で一番低くい金利は「変動金利」です。そして、販売を目的としている不動産会社が、一番みなさんに薦めるのがその時の一番低い金利の住宅ローンです。すなわち今の時代みなさんが薦められるのは「変動金利」です。
ただ、変動金利は6ヶ月に1回の金利の見直しがあり、5年に1回返済額の見直しがあります。よって今のように金利の低い時代は、景気が良くなると金利が上昇します。
その金利上昇リスクをとっていいのかみなさんは悩みます(おそらく)。悩んでいる時に不動産会社の人がこうささやきます。「金利が上昇したら、固定金利に変更すればいいですよ」と。そして、みなさんは「そうか」と変動金利を選びます。
しかし、本当にそうでしょうか。「金利が上昇したら、固定金利に変更すればいい?」金利が上昇する時には、一般的に長期の固定金利から上昇します。みなさんは常にアンテナを張っていられるのでしょうか。変動金利が上昇したら、もうすでに長期の固定金利は上昇しています。また、上昇する時には一本調子には上昇しません。本当にタイミングよく変更できるのか疑問です。また、変動から長期の固定金利に変更する時には、同じ金融機関ではその時の金利優遇をなかなかやってもらえないために他の金融機関への借換えになってしまいます。そうすると抵当権設定登記料などの諸費用がまたかかってきます。よって、金利が低いからと安易に変動金利を選ぶのは問題があります。もちろん、今後、日本経済が20年、30年停滞すると考えている方は別ですが。
住宅ローン選びはまず借りた住宅ローンの完済目標から検討しましょう。完済目標が10年以内であるのであれば変動金利、または短期の固定金利でもいいでしょう。そうではなく20年、30年と考えているのであれば長期の固定金利を選択したほうが安全です。ご自身の返済計画をよく考え、住宅ローン選びを行いましょう。
このコラムの執筆専門家
- 辻畑 憲男
- (東京都 / ファイナンシャルプランナー)
- 株式会社FPソリューション
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