- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:家計・ライフプラン
ライフプランを創る上で、ご結婚後の重要なイベントはお子様の誕生です。お子様を得られたのちの関心事は教育になります。親として、お子様にどのような教育・進路を用意するかを考え、そしてその資金を準備しなければなりません。
ただ、金額だけでなく、住まいのある地域の学制も参考にしましょう。中高一貫校のある市町村なのか、また、公立で進んで大学に進むか、私立に入る場合には、小学校から、中学から等々様々なケースが予想されます。
もし、これから住宅を購入する、転勤をする方達は、より多くの情報入手をお勧めします。親の都合よりもお子様が通う学校を重要なポイントとして購入・転居をお決めになる方もいらっしゃいます。
幼稚園から高等学校までにかかる学習費の目安として、平成20年文部科学省の学習費調査を表を作成しましたので参考にしてください。この数値は調査標本から得られた結果から、算出した一人当たり年間平均です。全国平均ですので地域によっては、平均より多い、少ないが出ます。
例えば、幼稚園(3年)から高校まで、公立に進む場合の学習費は5,525,211円で、全てを私立に進む場合には16,631,424円で前者に比べ後者は3.1倍の費用が掛ります。
また、この他に大学進学の場合の資金も必要になります。
上記はあくまで平均値を学年で乗したものですから、目安です。特に私立の場合の授業料は夫々の学校の方針もあり幅が広いので、希望校の資料を得てお確かめください。
資料のうち、学校外活動費に含まれている項目は、補助学習費(家庭内学習費、家庭教師費等、学習塾費、その他)、その他の学校外費用(体験活動・地域活動、芸術文化活動、スポーツ・レクリエーション活動、教養・その他)です。進学塾などの費用も含まれていますが、こちらも通う塾の費用等も事前にお調べになると良いと思います。
文責
ファイナンシャル・プランナー
日本FP協会認定CFP® 吉 野 充 巨
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