銀座店のオープン戦略(17) - 広報・PR・IR全般 - 専門家プロファイル

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閲覧数順 2016年12月06日更新

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銀座店のオープン戦略(17)

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広告戦略 プレゼンテーション

2006年、とうとう念願の東京銀座にギャラリーを出店することになりました。銀座1丁目京橋寄りのところです。地下1階から地上2階まで借りることができました。通りにはルイビトン、ティファニー等超一流のブランドショップが並んでいます。この銀座店のオープン広告については、今までの店と違ってエリアが極端に広く、つまり現代仏壇の旗艦店になり、ターゲットエリアを決めるとするなら日本全国になるわけで、広告費はいくらあっても足りません。したがって折込み広告を代表とする販促には無理があるわけです。そんなわけでパブリシティを核に展開することにしました。知られてしまえばその店そのものが広告塔になるわけですから。いつ、どこに、どのように展開するのかというニュースリリースをしっかり作って、マスコミを呼び記者会見を行うことにしました。


現代仏壇が銀座に進出するという情報はマスコミにとって大きなニュースになり得ます。経済記者の立場なら仏壇の売り上げや、これから先、仏壇の販売のあり方はどう変わるのか、銀座のもう一つの従来型仏壇店「はせがわ」とどんな競争になるのか、銀座に出店する意味は、など気になるところです。文芸部の記者なら仏壇の祀り方や仏事あり方がどのように変わっていくのか、そして日本人の宗教観についてなど、興味を引くところでしょう。テレビ局なら現代仏壇の形がモダンで、展示の仕方も今までのあり方とはまるで違っている、しかもイタリアやデンマークの仏壇のデザインが面白くテレビカメラを入れる価値があると判断するでしょう。

以上いろいろな観点から取材されるように、つまり記事に書いてもらえるようにニュースリリースを作成しました。そして店のすぐ近くにあるホテルで記者会見をすることにしました。ニュースリリースと記者会見の案内状を、東京にある記者クラブに約300通送りました。記者会見を行う時間帯は平日の昼食後すぐの13時半、主に記者が出かけて取材する時間帯です。お茶を出すことにしました。記者会見はもちろん社長、商品開発室長と司会を行う広報室長の私。
当日は朝、毎、読、日経、雑誌社、業界紙等40社ほどが参加してくれました。テレビ局にはこの記者会見をビデオに撮り、編集後に送ります。質疑応答を入れて約1時間、その後、銀座店に案内し実際に見てもらいます。思い通りの反響でした。
新聞には大きく取り上げられました。なかでも日経MJはカラーで10段程度の大きさ、社長の顔が大きくクローズアップされています。そしてその新聞に刺激されたのかテレビ東京も数日後取材に来ました。ヴェネチアングラスの仏具を見せてさてこれは何でしょう、ここは何のお店でしょうと問いかけてニュースが始まります。PRの費用にかけたのは100万円ほどだったのですが、広告費として換算するなら1000万円以上の価値になりました。(続く)

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