店舗に入ると早速トイレへ。出入り口は手動の引き戸で設備は一通り揃ってますが、洗面台と鏡の配置が
車いす使用者には使いづらいと思います。また、車いす転倒時の警報スイッチが床面近くに無いのが残念でした。しかし、全トイレに多目的トイレが常設されているので、利用者にとっては最大の安心に繋がるでしょう。
トイレを出て店舗内の通路へ。スーパー側の床はタイルでしたが、専門店側に入ると足の長めなカーペット敷きになり車いすの方向転換や白杖での情報取得などに支障をきたすつくりが気になりました。
最新の店舗だけあって、どのレストラン・お店内も段差が一切ないのは、車いす使用の方や足腰の弱いお年寄りに朗報です。
障害をお持ちの方のこれからの生活スタイルは「我慢からの開放」であって欲しいと願っております。
いよいよ春真っ盛り、おしゃれをして出かけましょう!
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
048-935-4350
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