- 新垣 亜希
- ハミングライフ キャリアカウンセラー&フラワーエッセンス講師
- 沖縄県
- キャリアカウンセラー
対象:転職・就職
- 中井 雅祥
- (求人とキャリアのコンサルタント)
- 清水 健太郎
- (キャリアカウンセラー)
先日、沖縄タイムス社、(株)エスエスシー様共催の
人事・新卒採用担当者セミナーに参加してきました。
なぜか聴講者として写真撮られちゃったみたいなんですけど、私(笑)。
ま、それはいいとして。
セミナーでは3名の専門家がそれぞれ1時間担当して、沖縄の学生の就職活動、企業側からの採用面接のコツ、企業のイメージアップ戦略について語られたのですが、これが無料のセミナーなのかと思うくらい、内容がとてもとても濃かったです。
私は今年の1月から大学生・高校生の就職活動の支援に関わっていますが、
その間ず~っと疑問に思っていたこと、でも自分の頭の中で整理がつかなかったことが、
このセミナーに参加して形として頭の中でまとまりました。
つまり、就活には色々なボタンの掛け違いが生じる可能性が内在しているということ。
ここではわかりやすく「誤解」という言葉を使います。
■ 面接時に企業が学生に対して抱いてしまう誤解
⇒面接でのPRが上手い学生=将来社員になっても頑張ってくれそう⇒採用
■ 面接時に学生が「こうすれば上手くいく」と思っている技法の誤解
⇒お辞儀、アイコンタクト、ビジネスマナー、文語体での答えなど「型」で固められた態度
■ 学生が企業を「知っている」、「雰囲気」というだけで選んでしまう事実
⇒実は人気企業は説明会などで相当量の準備や工夫をしている
学生が自分らしさを出し切れずに書いてしまった履歴書、
マニュアルを指導されすぎてある意味立派な態度で臨む面接、
それを見て採用が決まれば、学生もそれを支援する側(学校や家族)も
ハッピーと言えばハッピーなのです。
内定率はそれで確かに上がりますからね。
でも、もし誤解が解消されないまま採用に至ると、
ミスマッチが起こってしまい、離職率が高まったり、
働く側のメンタル不調につながる危うさもそこにあるわけです。
ですから就職支援側も
内定率を高めることと離職率を低めること
同時に考えながら学生に向き合っていくことが大切
という私の気持ちが、このセミナーに参加してはっきり固まりました。
あと、今回のセミナーのテーマからはずれますが、
就職活動で学生に影響を及ぼす(特に沖縄の高校生)
大きなチカラは何と言っても家族です。
企業、学生、学校、行政を含む就職支援者、学生の家族
この5者5様のニーズが色々な誤解のまま動いているのが、
現実だと思います。
私は自分がミスマッチで悩んだ経験から
キャリア・カウンセラーの道を選びました。
⇒「私について」の項目をご覧ください プロフィール
その選択を一度も後悔したことはありませんが、
「人生、無駄はなし」とあっさり言うことに抵抗があるのは、
ミスマッチは避けるに越したことはないと思っているからです。
一人でも多くの学生が内定を取れるように、
でもその会社選びや面接には
彼らの個性が反映された結果となるように、
そして既に社会人である私のお客様に対しては
毎日のストレスを少しでも軽減していただき、
目標に向かって歩めるよう、
私自身も頑張っていきたいと思います。
先日の講演者の皆様、色々と気づかせていただき、
本当にありがとうございました。
参考動画⇒「日本のシューカツ、なんだかヘンだと思いませんか?」
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