家事セラピストが提供するサービのひとつに「家事セラピー」があります。
家事セラピー、私は「家のことセラピー」と記すことが多いですが、
それは「家のこと全体にかかわることですよ」という思いがあるからです。
家事ときくと、どうしても「炊事・洗濯・料理」という具体的なシーンが
思い浮かぶ人も多い。
そうではなく、「家での暮らしの全体像を見る」という鳥瞰的な視点へと
広げていくのが、家事セラピー。
といっても、わかりにくいですよね^^。
わかりやすいものに、「片づけセラピー」があります。
「モノの状況」という非常に具体的なところから「暮らし方」を見直す作業です。
どんなふうな流れでやるのかをちょっとご紹介。
メール等でお問い合わせ・お申し込みをいただいた後、
1.事前に、ヒアリングシートに記入してもらいます。
家事にまつわる、結構な数の質問に(直感的に)答えてもらいます。
就活での自己分析シートに近いイメージですね。
2.その結果を持参して、第一回目の訪問。
お話をお伺いしながら、マインドマップ(という手法)を使って、
暮らしに対するイメージを、お客さまに引き出していただき、
それについて、またお話をきいて、という風にとにかく話します。
そして、家中を拝見!
引き出しの中まで拝見(笑)。
その後、一緒に片づけの考え方を確認し、
(辰巳メソッドですね♪)
そして、一緒に手を動かして片づけに取り組みます。
3.暮らしの中での実践。
次回までの宿題をお客さまが決め、
その日からの暮らしで実践します。
(次回までメール等でのご相談は、随時うけています)
4.2回目訪問。
実践してみてのフィードバック、問題点などをうかがいつつ、
再度、一緒に手を動かします。
基本は、2回セットの片づけセラピーですが、
3回、4回に延長することも可能ですし、
じっくり取り組みたい方には、回数が必要かもしれません。
私たちがすることは、お客様自身が「納得解」をみつけるための
お手伝いにすぎません。
それには、お客様の「試行錯誤」と「実感」が必要不可欠です。
そのスピードも人それぞれ。
ですが、その過程こそが大切で、
その過程で気づいた自分の「価値観」や「軸」
というものは、その後もずっとより所になります。
その初めの一歩、
モノから始める家事セラピーが「片づけセラピー」です。
これは、具体的な収納計画や収納方法に先立つもの。
ハードの前のソフトのお話です。
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