16:9画面の写真撮影を楽しもう - 写真撮影レッスン - 専門家プロファイル

宮本 陽
And EM アンド・エム 代表
兵庫県
カメラマン

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対象:写真・ビデオ

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16:9画面の写真撮影を楽しもう

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カルチャーカメラ教室よりフィードバック

カルチャーカメラ教室よりフィードバック:16:9画面の写真撮影を楽しもう

【16:9画面の縦横比で写真撮影ができるモデルが増えている】

近年発売のコンパクトデジタルカメラ、あるいはミラーレス一眼レフには「16:9の画角(いわゆるハイビジョンサイズ)」での撮影ができるモデルが増えてきました。フィルムカメラ時代には、写真は3:2(もしくはそれに準ずる縦横比)が基本とされてきましたが、TVの画面で全画面表示して鑑賞するスタイルも広がりつつあるようです。

さて、今回はその「16:9画角」で撮影する場合の注意点と効用について考えてみます。


【最終アウトプットを意識して設定しよう】

写真鑑賞のスタイルは、上記のようなTV画面やワイドスクリーンのモニターに全画面表示して楽しむ方法もありますが、従来からの印画紙やプリンター出力により、紙媒体として残す方法もまだまだ現役かと思います。 プリントに際しては、以下の点に気をつけて失敗のないようにしたいものです。

● 従来規格のアルバムには収まらないことがある(専用のアルバムなどを別に準備する必要性)

● 写真ラボ等で紙焼き(プリント依頼)する場合にはお店が対応しているか事前に確認しておく

● プリンター出力の場合には、ドライバーが対応しているか、用紙が手に入るか確認しておく


 【16:9だとセンサーをフルに使っていないことがあるが問題ないレベル】

過去に「パノラマ写真」というサイズがありました。横長のワイド画面が斬新なイメージをもたらす、と一時流行したものですが、フィルム面の上下を使わず、単に天地方向の面積を狭くしただけで横長を実現していたため、画質的にも不利でいつの間にか目にする機会が減ってしまいました。

今、注目されている16:9のハイビジョンサイズも、同様にセンサーの上下部分を使わずに面積を狭くすることによってワイドサイズにしている機種が多いようです。3:2や4:3の画角に合わせ設計されたセンサーの一部分を意図的に使用せずに撮影するのは、過去のパノラマ写真を知る人にはネガティブなイメージを抱くかもしれません。ですが、通常のL判や2L、大きくてもA4、ワイド6切程度の寸法までしか伸ばさないのであれは、既に十分な解像度が得られる画素数を達成しているので問題はないと思われます。

但し、実際に「センサーの上下一部を意図的に使わずにワイドにしている」モデルは、能力の全てを使っていないという意味においては、設計意図に合わせた本来の使い方ではないといえるかもしれません。


【16:9での写真撮影する目的をハッキリさせよう】

その他、アルバムや保存場所が従来寸法のプリントと混在して見難い・はみ出す...などデメリットもありますが、何よりも左右に広がるダイナミックなイメージは新鮮です。従来とは異なった画角で撮影する体験をしてみると構図の重要性にも気づくはず。普段、意識せずに何気なく撮っていた写真とは、ひと味違った結果を生み出せるかもしれない、といったメリットもあります。構図は、その作品のキャラクターを決める重要な要素であることを忘れないようにしたいものです。

変化を受け入れ、それを積極的に活用するのも上達のための一つの手段です。チャレンジの結果が自分に合わなければ旧来のスタイルに戻せば良いだけです。16:9画角の新たな世界を一度体験してみませんか?

尚、重要な撮影では必ず事前にテスト撮影・出力・プリント等の検証を行うことと、撮影前のシミュレーションを欠かさずに行っておく。というお約束事はお忘れなく。

(次回コラムは「」単焦点レンズの魅力って何だろう?」を予定しています。お楽しみに。)


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