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日経記事;ヨドバシ・マツキヨ全店の価格グーグルで に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

9月16日付の日経新聞に、『ヨドバシやマツキヨの商品、1200店の価格をグーグルで 在庫情報も公開
』 のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。


『グーグル日本法人(東京・港)はヨドバシカメラやマツモトキヨシホールディングス、良品計画など流通大手7社と組み、全国の実際の店舗にある商品価格や在庫情報をインターネット上に公開するサービスを始める。まず7社が約1200店の商品情報を毎日、グーグルに提供。

消費者は検索サイトを通じて商品価格などを比較できる。値決めや在庫情報がネット企業を通じて透明化されることになり、消費行動が変化するきっかけになる可能性もある。

16日、新サービス「グーグルローカルショッピング」を始める。ヨドバシなどのほか東急ハンズ、CD・DVD販売のローソンHMVエンタテイメント(東京・品川)、書店「ブックファースト」を展開する阪急リテールズ、西鉄ストア(福岡市)が参加する。

パソコンやスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)での利用を想定する。スマホの場合、商品のキーワードを入力すると全地球測位システム(GPS)による現在地情報をもとに、近場のどの店舗に在庫があるかや価格を表示する。地図上に店舗の位置を示すほか、営業時間や電話番号も一覧できる。当初は数百万点の商品が検索可能。

サービスでは併せてネット通販サイトでの価格・在庫情報も表示する。新サービスによって消費者は実際の店舗からネット上の店舗まで商品情報を横断的に比較することが可能になる。

小売り側は毎日1回以上、データをグーグル側にネット経由で送る。商品の入れ替わりが速い業態の場合などは、1日に複数回のデータ更新にも対応するが、他店見合いで頻繁に価格を変更する店舗などでは更新が間に合わないケースもある。

小売企業の参加は無料。グーグルは大手コンビニエンスストアや衣料品チェーンとも交渉中で、来年末までに参加企業を100社程度に増やす。グーグルにとっては検索件数が増えるほど、広告収入の伸びにつながる。

流通側にとってはグーグルを通じて非公開だった情報を流す形になる。ただ、自社サイトだけで価格情報などを公開するより、消費者の利用が格段に期待できるグーグルと組むことで、「新しい消費者に来店してもらう機会につながる」(東急ハンズやHMV)メリットがある。一方で、参加企業が増えれば従来以上に価格競争にさらされる可能性もある。

グーグルは米国で昨年末から同様のサービスを始め、百貨店最大手メーシーズや家電量販店最大手ベスト・バイなど数十社が参加。移動しながら検索が容易にできるスマホの普及も弾みとなり、消費者に最寄りの店への来店を促すうえで一定の成果をあげている。』


グーグルの動きは、インターネットを使った流通革命が国内で更に加速して起こる前兆になると感じています。

現在、多くの消費者は、商品・サービスの販売価格を「価格.com」で比較し、さらに掲載された口コミ情報を読んで自分の参考情報としています。

「価格.com」は、多くの消費者に利用されており、価格比較だけでなく「価格.com」を通じて先払い方式の決済で、顧客への商品到着を確認した後に販売店舗に送金をする仕組みを導入し、決済機能も付けています。

「価格.com」の場合は、「価格.com」とユーザーが情報を持ち寄って、価格、在庫、決済方法、口コミなどの情報を維持・運営しています。

今回、グーグルは、価格・在庫情報を小売店単位で比較できるサイトを顧客に提供しようとしています。
当面は、ヨドバシやマツキヨなどの大手小売店になりますが、今後その数は大きく伸びるとみています。

大手量販店の場合、価格の安さ、ナンバーワンをうたい文句にしているところが多く、週末に配布されるチラシにもそのように書かれています。

今後、消費者はグーグルの検索エンジンで、全店舗の商品の価格や在庫状況をほぼリアルタイムで見ることが出来るようになります。

「価格・在庫」の「見える化」が進みます。
当然競合他社もお互いの品ぞろえや、価格・在庫を同時にみることが出来ますので、ライバル店の情報も判り自社の店の販売価格も必要に応じて変えていくことが出来ます。

記事に掲載されました検索サービスの仕組みをみますと、顧客はスマホで居住地と欲しい商品名などのキーワードを入力すると、瞬時にグーグルマップ上にお店の場所が表示され、各店舗の価格と在庫情報をみれます。

顧客は欲しい商品を効率よく探せ、購入できることになります。小売店にとっては、価格と在庫情報が命になります。
例えば、競合店がひしめく駅前の繁華街では、他店の価格と在庫情報をみて、価格情報を変えたり、自社内の多店舗から在庫を融通するなどの細かな対応が必要になりますし、きめ細かく対応した小売店に顧客が流れることになります。

今までの小売店業界にはかってなかったことが、これから起こります。顧客にとっては、良いことづくめですので多くの顧客に支持されます。

グーグルは、この「グーグルローカルショッピング」が多くの顧客に検索されることによりプラットフォームの基盤強化がなされて広告収入の増加につながります。

大手小売店にとって、「グーグルローカルショッピング」上で商品の価格・在庫情報が比較されますので、上記しました様に非常にきめ細かい対応が必要になりますので、メーカー・流通・倉庫・卸商などとの緊密な連携や仕組みが必要になります。

IT技術を使って情報の共有化や見える化を行わないと、きめ細かな対応が難しくなると考えます。逆にいますと、そのような対応をした企業が勝ち残れます。

勝ち組になるには、ITを積極的に活用し効率的な仕組みの構築と維持が必要になります。このことは、今まで効率化あまり進んでいなかった小売・流通業界に変革をもたらす可能性があります。

ITにより見える化・フラット化で、小売・流通業界の効率向上を期待します。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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