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柴垣 和哉
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閲覧数順 2016年12月08日更新

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10月のソニー銀行の金利発表

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 銀行の中では、数少ない翌月の適用金利を今月に発表しているソニー銀行ですが、10月は固定金利の小幅な引き下げのみとなりました。


 まず変動金利ですが、これは日本の金融緩和時期が東日本大震災により、さらに長期化することが予想されることから、横ばいとなりました。変動金利の横ばいは10月の他行の金利でも同様だと思います。


 一方の固定金利ですが、これは20年超の最長期間の金利で前月比0.125%低下し、2.392%となりました。ソニー銀行の場合は、資金調達時期が他行より半月早いため、8月後半からの長期金利の低下を素直に反映した金利設定と言えそうです。


 気になる他行の10月の長期固定金利の見通しですが、今月は予想以上に深刻化しているギリシャなどの欧州の債務問題の行方とアメリカ経済の動向に左右される展開となりそうです。


 9月はアメリカ経済の動向が主な焦点になると考えていましたが、ギリシャ国債のデフォルト(債務不履行)の確率が90%を上回るなど、欧州の債務問題が急速にクローズアップされてきました。


 これを受けてギリシャ国債を多く保有しているフランスの銀行株が急落するなど、欧州では金融危機に近い状態が起きており、これを嫌気して世界各国の株価が下落しています。(通貨ユーロも急落しています)


 株価が下落すれば、当然ながら安全資産と言われる、安全な国の国債が買われ、格下げされたアメリカ国債が皮肉にも10年物で初めて2%を割るなど金利の低下が続いています。


 また、日本でも10年物で再度1%を割る水準まで金利が低下しています。


 この欧州の債務問題に解決の糸口が見つからなければ、相場は低迷を続けるものと考えられますが、今週末にEU(欧州連合)財務相・中央銀行総裁会議や、来週にFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えており、ここで何らかの解決策が示される可能性もあります。


 従いまして、上記の会合に左右される可能性はあるものの、ギリシャがユーロを離脱するのか、似たような状況に置かれつつあるイタリアやスペインはどうなるのかなど、時間がかかる問題が山積しているため、9月の下旬も金利は低位水準と考え、10月も9月に低下した金利から横ばいの可能性が、現時点ではもっとも高いのではないかと考えます。


 ソニー銀行、住宅ローン金利


沼田 順(CFP(R)認定者・1級FP技能士、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー)


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