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日経記事;MSウインドウズ8発表タブレットで巻き返しに関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

9月15日付の日経新聞に、『マイクロソフト「ウインドウズ8」発表 タブレットで巻き返し』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『米マイクロソフト(MS)は13日、開発者向け会議を米国で開き、2012年にも投入するパソコンや多機能情報端末(タブレット)向け基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8(仮称)」の概要を発表した。

米アップルが先行するタブレットで巻き返すための切り札だ。ウィンドウズ8はインテル規格以外の一部MPU(超小型演算処理装置)でも動く。唯一無二のパートナーだったMSとインテルがそれぞれの道を模索し始めた。

ウィンドウズ8は既存のウィンドウズ7を搭載したパソコンにも組み込める。加えてタッチ操作に向く操作体系を導入。急成長するタブレットを強く意識している。
ウィンドウズ対応パソコンを作ってきた日本のパソコンメーカーはタブレット型を作りやすくなる。

タブレットではアップル「iPad」や米グーグルのOS「アンドロイド」を搭載した韓国・サムスン電子の端末などが先行。アップルは7四半期連続で30%以上の増収を続ける。
iPadは6月までに累計2873万台を販売し、世界のタブレット市場で8割程度のシェアを握るとされる。

ウィンドウズ8が出れば、タブレットで出遅れた日本のパソコンメーカーは少ない開発負担でのタブレット投入が可能になる。アップルの快進撃に歯がみしてきた国内メーカーがウィンドウズ8に期待するゆえんだ。

ウィンドウズ8にはもう一つ特徴がある。米エヌビディアや米クアルコム、米テキサス・インスツルメンツ(TI)といったインテル以外の一部メーカーの半導体でも動く設計を採用したのだ。

パソコンメーカーは「小型」「軽量」「瞬間起動」「長時間駆動」といった自社が得意とする技術を応用した製品を開発できるようになる。

MSがウィンドウズ8の概要を発表した13日、インテルはスマホやタブレット向けOS「アンドロイド」で快進撃を続けるグーグルとの提携を発表した。

インテルは自社の低価格パソコン向けMPU「アトム」を、アンドロイド搭載のスマホやタブレットで使えるようにする。最初の製品は2012年前半までに登場する見通しだ。

これまでのパソコン市場は「ウィンドウズ+インテルMPU(通称ウィンテル)」の組み合わせが市場を支配した。今回もインテルはウィンドウズ8を使ったノートパソコンの新規格「ウルトラブック」も提唱しており、MSとインテルが決別するわけではない。

しかし、これからは様々なOSとMPUの組み合わせが可能になるのも事実。OSとMPUの「ベストマッチ」を競う新たな戦いの幕が開いた。』


昨日のブログ・コラムは、日経記事;『米インテル、グーグルと協力 スマホ向け半導体で 』に関する考察のタイトルで書きました。
ここでは、インテルがマイクロソフトとのウインテル連合に加えて、スマホ用のMPU(超小型演算処理装置)をグーグルとの協業で開発し、スマホ市場での新規プラットフォームビジネスを展開することについて述べました。

本日は、ウインテルのもう一方の主役であるマイクロソフトの動きについて述べます。
今回、マイクロソフトが発表しましたウインドウズ8は、タブレット型及び通常のパソコンに共通で使えるOSになります。

また、各種報道をみますと、ウインドウズ8は起動時間が早く、軽快な動きを期待できるOSとなりそうです。
タブレット型パソコンの場合、アップルのiPadが市場の8割程度のシェアを持っており、アンドロイド搭載型が追っかけている図式になっています。

そこに、マイクロソフトがウインドウズ8で一気に巻き返しを図る始める動きに出ています。マイクロソフトは、OSやアプリソフトを販売する企業ですから、タブレット型や通常のパソコンに搭載されるOSから締め出されれば事業基盤を失います。

言わば失地回復を狙って出したのが、ウインドウズ8です。
また、今回特徴的なことが、二つあります。

一つは、ウインドウズ8は、タブレット型及び通常のパソコン両方に搭載できることです。
もう一つは、ウインドウズ8が、インテル以外の米エヌビディアや米クアルコム、米テキサス・インスツルメンツ(TI)製の半導体でも動くようにしたことです。

これらのことは、パソコンメーカーがウインドウズ8や対応半導体を柔軟に使いこなして、価格や機能などの特徴を打ち出したタブレット型及び通常のパソコンを商品化出来ることです。

記事にもありますように、ウインドウズOSに習熟した国内パソコンメーカーにとっても、タブレット型及び通常のパソコンで巻き返しを図る絶好の機会になります。

タブレット型は、メールやWebサイト、資料の閲覧には適していますが、アプリソフトを使って情報や資料を作り出すことには不向きであり、この創造的な仕事には通常のパソコンが適しています。

また、資料やWebサイト閲覧なら、スマホでも良いわけで、8月からKDDIで売りだしたウインドウズOSを組み込んだスマホで、通常のパソコンで作った資料をみれます。

マイクロソフトは、全ての情報端末機器にウインドウズ8を中心に自社OSを組み込んでもらい、プラットフォーム事業基盤の再強化を行います。

今後アップルやグーグルとの陣取り合戦が更に激しくなります。

ビジネス用途で考えますと、ウインドウズOS搭載のタブレット型パソコンやスマホは、通常のパソコンで作ったWord、ExcelやPowerPoint資料をみれる利便性があり、アンドロイド搭載機器よりもセキュリティがしっかり確保出来ると言われていますので、今後ウインドウズ8搭載型の需要が伸びると予想します。

アメリカのIT企業の強みは、プラットフォームをしっかりと押さえて事業基盤を作れることです。残念ながら現在の国内企業にはプラットフォームを作れる企業が存在しません。

国内企業は、どのプラットフォームにも対応しながら、顧客の使用用途に適した情報端末機器を作り出して事業することにつきます。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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