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日経記事;インテル,グーグルと協力スマホ向半導体でに関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

9月14日付の日経電子版に、『米インテル、グーグルと協力 スマホ向け半導体で 』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『半導体世界最大手の米インテルは13日、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)向けMPU(超小型演算処理装置)の開発で米グーグルと協力すると発表した。

インテルのMPUを搭載した端末でグーグルの基本ソフト「アンドロイド」を利用できるようにする。インテルはスマホで出遅れており、グーグルとの協業で巻き返す。

同日に米サンフランシスコで開幕した開発者向け会議で、インテルのポール・オッテリーニ最高経営責任者(CEO)が発表した。両社が共同で、インテルのMPU「アトム」とアンドロイドを組み合わせて使えるようにする。

既に端末メーカーに提供する試作品を完成させており、アトムを採用したアンドロイド端末が2012年前半に登場する見通しだ。

会議にはグーグルでアンドロイドを担当するアンディ・ルービン上級副社長も参加し、「インテルとの協業を楽しみにしている」と述べた。

スマホ向けMPUでは、米エヌビディアなどの消費電力が少ない製品が大きく先行している。出遅れたインテルはフィンランドのノキアと組んで追い上げる予定だったが、ノキアが米マイクロソフトと提携したことで計画が頓挫。

オッテリーニ氏は記者会見で「新規顧客の開拓などで6カ月余計にかかったが、準備が整った」と述べた。』


昨日、日経記事;『ドコモ・富士通、サムスンとスマホ向け半導体開発』に関する考察 のタイトルでブログ・コラムを書きました。

今回のインテルとグーグルの連携は、昨日の記事で書いた提携と同様に、急成長をみせるスマホ市場で大きな果実をつかもうとする動きです。

インテルは、パソコン市場ではマイクロソフトと組んで「ウインテル連合」としてデファクトスタンダード化して、CPUとOSの組み合わせで市場を開拓・支配してきました。

パソコン市場のプラットフォームを支配することで、圧倒的な強みを持ち、売上・利益を稼いできました。
ここ1~2年、スマホが大幅に伸び、メールやWebサイト閲覧が主体の使用機器は、パソコンからスマホに移行しつつあります。

この巨大になりつつあるスマホ市場に、各社がむらがってきています。同時に、競合他社が多数存在する市場でもあります。

この市場で覇者になるためには、プラットフォームをおさえる必要があります。富士通・サムスン連合とインテルが狙うのは、スマホで使われる半導体やMPUをおさえて、市場をコントロールすることにあります。
半導体やMPUがスマホ市場のプラットフォームの一つになります。

パソコン市場の覇者であるインテルは、スマホ市場では出遅れています。

スマホの場合、現時点まではグーグルが提供するアンドロイドOSがデファクトスタンダードになりつつあります。
インテルは、スマホ用の低消費電力MPUの商品化が遅れたため、グーグルとの協業で巻き返しを図ろうとしています。
グーグルは、アンドロイドの普及に役立つならば、MPUメーカーに関係なく協業する姿勢ですので、両者は「Win/Win」関係が成り立ちます。

インテルは、先行するエヌビディアなどの市場奪取に向けて積極的に動くでしょう。競走が激しくなることで、技術開発が進み、低価格化と機能進化に拍車がかかると考えます。

市場で覇者になる一つの方法として、その市場のプラットフォームをおさえて、市場の拡大に従って売上・利益が伸びる仕掛けを作るやり方があります。

アメリカ企業はこのやり方を得意としています。
国内企業も昨日の富士通のように、世界市場をおさえるプラットフォーム戦略を積極的に進めて欲しいですね。

プラットフォームをおさえるには、提携・連携が必要です。この提携・連携の巧みさが重要になります。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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