- 宮原 謙治
- 霧島住宅株式会社
- 工務店
対象:住宅設計・構造
辞書によると、
1. 異状があるかないかという面からみた、からだの状態。「―がすぐれない」「―優良児」
2. からだに悪いところがなく、丈夫なこと。また、そのさま。「―を保つ」「―な肉体」
3. 精神の働きやものの考え方が正常なこと。また、そのさま。健全。「―な考え方」「―な笑い」
と、あります。すなわち身体も心(精神)も健全であるということです。
■住宅とは、何でしょうか?
辞書によると、
1. 人が住むための家。住居。すまい。すみか。「―地」「公営―」
2. すみかとすること。住みつくこと。 と、あります。
■健康住宅とは、人間が身体も心も健全な生活が出来るために住む家(住まい)ということになります。そのためには、身体も心も健全な生活が出来るための条件や原因が住まいに仕組まれていることです。
■日本各地で、常軌を逸した不祥事や不幸事件が多発しています。政治・教育・経済・家庭とあらゆる所で後を絶たず、このままでは日本が危なくなると警鐘を鳴らす有識者も多くあります。
■しかし、良く考えてみるとこのような不祥事や不幸な事件を起こしている人は、身体の不健康な人ではない気がしてきます。それならどのような人でしょうか?
■それは、 心(精神)の不健康な人が起こしているのです。
その心の不健康の人の性格や人柄・人格が住まいという中心的生活環境でつくられているとしたら、家づくりを生業とする人たちの責任は問われなくていいのでしょうか?
人々が安心平和に生活できることが万人の願いです。
文化国家といわれる日本の安心平和な生活が失われないためにも、本物の住宅が必要と思うのです。