- 森 滋昭
- 森公認会計士事務所 公認会計士・税理士
- 東京都
- 公認会計士・税理士
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対象:事業再生と承継・M&A
- 村田 英幸
- (弁護士)
- 村田 英幸
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こんにちは、東京港区の公認会計士 森 滋昭です。
東日本震災の復興も、新たな段階に少しづつ入ってきているようです。
・ワタミが、陸前高田市に宅配弁当のコールセンター設置し、約100人雇用予定
・「築地銀だこ」のホットランドは、本社を群馬から宮城県石巻市に移転予定
するそうです。
「さとなお」さんによれば、復興にも4つのステージがあり、
・緊急救援フェーズ
・避難生活フェーズ
・生活再建フェーズ
・復興町おこしフェーズ
ようやく「復興町おこしフェーズ」が本格化し始めてきたのでしょうか。
先日、機会があって宮城県石巻市に行った時に、特に問題と感じたことは、この地域に仕事がないということです。
例えば、
「地元で大学を出ても、石巻の隣町で大学生の求人は2件だけ。
そこに何十人も学生が殺到し、就職なんかできるわけがなく、もう地元には居られない」
という厳しい話を、大学生から聞きました。
そしてもう一つは、土地の問題。
沿岸部、特に津波が来た土地は誰も買わないそうです。
(まさに塩漬けですね。)
一方、内陸地の、今まで安かった土地の値段が上がっているそうです。
とはいえ、都内では考えられないような大きな家が、中古で1000万円くらいで買えるような話も聞きました。
こうしてみると被災地は、豊富な若い人材と安価な土地に恵まれた地域です。
場合によっては、今後行政からの支援も得られる可能性があります。
ワタミやホットランドのように、被災地に進出するメリットがビジネスとしてありそうです。
何よりも、これからも被災地の方は、海と向き合って生活をしていかなければなりません。
被災地復興のためにお金を募金をしても、その時限りで終わりです。
しかし、被災地が自立できるようなビジネスを創り出せば、復興支援としても、より意義があるのではないでしょうか。
急激な円高により海外に進出する以外にも、被災地の豊富な経営資源を利用するのも一つの方法かもしれませんね。
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