- 森 久美子
- エフピー森 代表
- 神奈川県
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
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こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの森久美子です。
お金のことは、よく分からないからとあきらめてはいませんか。お金と上手につきあって、ちゃんと暮らしたいと思っているあなたの「マネー力」をつけるためのコラムです。
Q.専業主婦と6歳の子の3人暮らし。年収は約500万円。新築戸建住宅の購入を検討中。資金計画の立て方を教えてください(35歳 会社員)
A.その2 頭金について
以前は、住宅ローンは物件価格の8割までとする金融機関が多かったため、「物件価格の2割分の頭金がたまるまでは購入は控えましょう」というのが、住宅購入のお約束でした。
現在は、フラット35をはじめとして、100%(諸費用込みというものもあり)借りられる住宅ローンが増えました。
また、住宅価格や住宅ローン金利の水準など、外部環境から相対的に今が買い時と判断することもできるかもしれません。
たとえば、3000万円の物件を購入するとして、2割の頭金600万円があると借入金額は2400万円です。
金利2.5%(固定)で30年返済(ボーナス払いなし)とすると、毎月の返済額は約9万5000円、総返済額は約3400万円です。
もし、物件価格の全額住宅ローンを同じ条件で組むと、毎月の返済額は11万8500円で、総返済額は約4270万円。
では、頑張って5年間で600万円を貯め、同じ物件を、5年後に買ったと仮定し、2400万円の住宅ローンを組んだとします。
その時に金利が3.5%に上昇していると、返済期間25年で考えると(5年経過後のため)、毎月の返済額は12万円で総返済額は約3600万円。
金利が4.5%だと、毎月の返済額は13万3400円で、総返済額は約4000万円。場合によっては、5年間頑張って600万円貯めたメリットはあまりない可能性もありますね。
それでも、頭金があるメリットは、住宅ローンの選択肢が格段に増えること。
現在は、各金融機関とも工夫をこらした商品をいろいろ発売していますから、わが家の返済プランに合わせた住宅ローンを選ぶことができるのが、一番のメリットといえます。
頭金の目標は諸費用込みで25%と考えましょう。
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