- 澤田 且成
- アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
- 東京都
- ブランドコンサルタント
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
No.171 大胆に「攻」と「守」を使い分ける源吉兆庵の海外戦略
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No.171 大胆に「攻」と「守」を使い分ける源吉兆庵の海外戦略
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“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン 2011.08.29
ブランディングニュース『世界で活躍するニッポン・ブランド』
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【参加者募集中!9月1日(木)ブランディング勉強会】 ※残席8
『日本文化とモノづくり
世界をアッと驚かせるメイド・バイ・ジャパンのモノづくりコンセプト
の設計方法』
今回の講師、川口盛之助氏は、
・大前研一氏のビジネスブレークスルー講師
・NHK総合「セカイでニホンGO」コメンテーター
・テレビ東京「ルビコンの決断」コメンテーター
を務め、
・Yahoo Japan動画ランキング3位
・スウェーデン大使館ビデオ出演
など各界から注目されています。
超円高を迎え、
成熟商品市場は技術だけでは競争力が磨けません。
そのような厳しい状況の中で、求められている
新しい発想のキーワードは「メイド・バイ・ジャパン」。
世界のメディアが川口氏を注目する理由が
ここにあります。
世界市場が求めていることに日本企業として応えること・・・
一番効果的な方法がここにあるにも関わらず
多くの方は気づいていない。
日本の魅力を活かした事業展開を
本気で考えたい方は是非!
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⇒ http://www.id10.jp/seminar/110901
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こんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。
暑い日がつづいていますが、みなさん体調はいかがでしょうか。
今日を数えれば、残り3日で9月。
涼しい秋を迎えるまで、もうしばらくの辛抱ですね。
そんな今日8月29日は「焼肉の日」。
しっかりスタミナをつけて、明日への活力をつけたいものです。
さて、今回のブランディングニュース
『世界で活躍するニッポン・ブランド』は、
高級和菓子処として高名な源 吉兆庵を取り上げます。
宗家 源 吉兆庵の社名で出発したのは1994年、
創業は1947年と、老舗が多い和菓子業界の中では
新しい会社と認識されることも少なくありません。
しかし、店舗は東京・銀座、大阪・北浜といずれも一等地にあり、
ほかに地名を冠した店舗も。
国内の主要百貨店や商業施設では、
ずらりと並ぶ和菓子ブランドの中に必ずといっていいほど
源吉兆庵の名前を目にします。
老舗が多い市場でのポジショニングは優位といえず、
さらに和菓子自体の市場が縮小傾向にある環境下で
確実に成長を遂げてきた源吉兆庵。
今回は、海外にも出店し成功しつづける源吉兆庵の戦略をもとに、
「日本発」の活用について考えていきたいと思います。
源 吉兆庵
http://www.kitchoan.co.jp/
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<本日の内容>
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
大胆に「攻」と「守」を使い分ける源吉兆庵の海外戦略
[2] 編集後記
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
大胆に「攻」と「守」を使い分ける源吉兆庵の海外戦略
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■ 歴史や伝統の先にある“地域イメージ”を要素に取り入れる
冒頭にも触れたように、何百年も前に創業した老舗だけでも
全国には数え切れないほど存在するのが、和菓子の業界。
そうした環境下で源吉兆庵が勝つためには、
いわゆる“ものづくり”にこだわるだけでは困難といえます。
新しい商品の開発、あるいは洋菓子など異分野への挑戦も
視野に入れ考えなければならない。
しかし、現社長が選んだのは「和菓子で攻めていく」ものでした。
歴史や文化を由来とする和菓子も多い中、
老舗とどう戦っていくのか。
贈答品に注力する、いわゆる大手の路線で勝負するのか。
こうした中、源吉兆庵は「地域名を店名に冠する」という
アイデアとめぐり逢うことに。
成功のカギ、すなわち売れ筋は、その店や商品の歴史ではなく、
“地域イメージ”と結びついているということに気付いたのです。
こうして源吉兆庵では、直営3店以外に
「京都 菓匠清閑院」「奈良 香寿軒」「御菓子処 日本橋屋」など
地域に根差した店をつくりました。
地域の名を冠し、土地の文化や風土をイメージした商品をつくる。
現在は、それぞれのブランドも知られるようになり
他の地域へ進出を遂げる例も出てきました。
こうした源吉兆庵の大胆な行動と戦略は、
海外出店においても、十二分に発揮することになります。
続きはこちらから。
⇒ http://www.id10.jp/brandingnews/110829
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