- 小寺 邦明
- 速読ビジネス講師
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
経営者・ビジネスマンに役立つ速読ビジネス活用術を日々考えている速読ビジネス講師です。
今回は、入門、初級の速読術トレーニングの詳細な内容に関して話したいと思います。
10月1日の
”川村式速読術のトレーニングの内容 ~概要編”(←クリック)
に全体のトレーニングの流れが書いてあります。
全体の流れを知りたい人は是非読んでみてください。
一番最初に訓練に入る前に、現在の速読能力を測定します。
速読のトレーニングを積み重ねると、早く読むことを意識しなくても速く読めるようになります。
よって、習得度を判定するには、客観的な数値で判断することが重要になります。
トレーニングの前後に速読速度の計測を行い、その際には意識せず普通の感覚で読むようにしてください。
<トレーニング内容>
1.トレース速度測定:繰り返し読む計測文である「定型文」をよみます。
2.読書速度測定 :「初見文」を読みます。これはトレーニング毎に異なる文書を視ます。
<ポイント>
1.トレース速度測定
定型文を繰り返して読み、読書速度を上げていきます。
「同じ文章であるから、自然に読書速度はあがるはずでは」という疑問もあります。
たしかにそうですが、音読のままでの読み方では、せいぜい、1.5倍までしか速度は上がりません。
問題は「読み方」です。
つまり、どんなに内容を良く知った文章でも音読の読み方では、一度に処理できる情報量が1音分をこえることはありませんし、文字を1字ずつ追う読み方では、眼の移動速度以上に読書速度は上げられません。
速く読むためには、速度を上げるように「読み方」を変えていく必要があります。
「定型文」は内容がわかっている分、
「読み方」を変えて読むことが比較的に容易となりますし、効果が客観的な測定値として表せます。
何回か読み方を変えてよく読み取れないこともあります。
ときにはそのくらい思い切った新しい読み方を試してみることの必要です。
2.読書速度測定
定型文でトレース値が向上したら
「初見文」でも同じように読むことが出来るか試します。
初見文でも速度が向上していれば、速読の読み方に慣れてきたということになります。
次回は脳の機能を得する訓練(脳の処理速度を上げる訓練)に関して説明します。
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