2つある見直し目的の1つ目は「繰り上げ返済」です。
繰り上げ返済とは、文字通り住宅ローンの一部を返済することです。
繰り上げ返済には「期間短縮型」と''「返済額軽減型」''の2つの返済方法があります。
どちらの繰り上げ返済でも総支払利息を軽減し、総返済額を減らすことができます。
■「期間短縮型」
繰り上げ返済する際、毎月の返済額はそのままで「返済期間を短縮」する方法です。
期間短縮型のメリットは住宅ローンを早く済ませることはもちろん、「返済額軽減型」と比べて支払利息の総額を減らすことができることです。
ただし、一度短縮した返済期間を延長することができませんので、将来資金繰りが苦しくなり、返済負担が大きくなったときに延長することができませんので、ご注意下さい。
■「返済額軽減型」
繰上げ返済をする際、返済期間はそのままで毎回の返済額を軽減する方法です。
返済額軽減型のメリットは毎月の返済額を減らすことで、家計の資金繰りに余裕を持たすことができます。
例えば教育費や収入の減少など資金繰りが苦しくなった時に、返済負担を減らせます。
ただし、「期間短縮型」と比べて支払利息の総額は大きくなってしまいます。
一般的には支払利息を軽減できることから「期間短縮型」が奨励されることが多いのですが、ライフプランによっては「返済額軽減型」のほうが良い場合もあります。
ライフプランをよく考えた上でご選択下さい。
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