日経記事;創業間もない企業支援手厚く 資金調達指南に関する考察 - 新規事業・事業拡大全般 - 専門家プロファイル

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日経記事;創業間もない企業支援手厚く 資金調達指南に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

8月24日付の日経新聞に、『創業間もない企業に支援手厚く 投資会社、資金調達指南など』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『中堅・中小の事業会社や投資会社などが創業間もない起業家の支援を多様化している。「シード」や「スタートアップ」と呼ばれる初期段階のベンチャー企業の資金調達をアドバイスしたり、低価格で施設を貸し出したりする。

スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)市場が拡大、ソフト開発などのビジネスが急速に増えている。若者を中心に高まる起業熱を自社の成長に取り込もうという動きだ。

中小企業支援のネクスゲート(東京・港)は創業初期のベンチャーと、ベンチャーキャピタル(VC)や事業会社を結びつけるサービスを始めた。

優れた技術があっても資金調達が困難な企業に対して、コンサルティング業のプロジェクト・オーシャン(同)と共同で事業計画書の作成方法などを助言・手数料収入を得る。

第1弾としてウエブサイト開発・運営のカンバン娘(東京・品川)の5000万円の資金調達をアドバイスした。2011年度に約10社のベンチャーと、VCや事業会社との仲介を目指す。

投資会社のサムライインキュベート(東京・練馬)はスタートアップ起業家に業務スペースを割安で貸し出す。欧米などで増えている「コワーキング・スペース」と呼ばれる施設で、事業プラン発表会や投資家などとの交流にも使えるようにする。

今秋、東京・天王洲アイルにコワーキング・スペースを開設する。延べ床面積約600平方メートルで、約100席を用意。利用料は月2万~3万円程度に抑える計画だ。

営業支援のエッジコネクション(東京・品川)は学生起業家に無償で研修を実施し、独立を促す取組を始めた。このほど東京大学の学生が立ち上げたベンチャー、クリ―ブン(東京・世田谷)の社員を受け入れた。

クリ―ブンは学生と企業をインターンで結びつけるサービス「インタ朗」を展開する。有給で就労体験できる仕組みで、すでに150人の学生が登録している。

エッジコネクションはクリ―ブンのような企業の社員を受け入れることで、将来性のあるベンチャーとの接点を増やし、事業機会の拡大を狙う。』


昨年来、スマートフォンやタブレット型パソコンなどの高級携帯端末の急激な普及により、当該端末向けアプリソフト開発が活発になっています。
また、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアが普及し、関連アプリソフトの需要も拡大しています。

ニューITブームともいえる状況になりつつあります。現時点での代表企業は、DeNAやGREEになります。多くの若者がこれらの企業の後を追って、追い付き・追い越せの姿勢で事業化を行っています。

10年前のITブームと異なるのは、多くの企業がDeNAやGREEを含めて海外市場を志向していることです。
スマホやタブレット型PCの世界市場での販売台数は大きく伸びており、当該機器をプラットフォームと考えると、そのプラットフォーム上で動くアプリソフトは巨大な世界市場で販売できます。

ネット通販やダウンロードの仕組みが、どこからでも世界市場へのアクセスを可能にします。

この事業環境が、かって国内で主流であった携帯端末と大きく異なる点です。この携帯端末は国内市場でしか使えず、通信会社の支配力が強い特異な市場でガラパゴス市場と呼ばれていました。

インターネットは世界市場で使える仕組みであり、スマホやタブレット型PCは世界市場でのプラットフォームです。海外企業との競争は厳しいですが、非常に大きな成長市場で勝ち組になれる可能性があります。

国内のITベンダーはこれらのアプリソフトの開発が得意な企業が多く、日本人向きのビジネスだと考えます。
これらのITベンチャー・ベンダーに多くの投資会社や事業会社が支援し始めています。

とても良い動きです。既存の金融機関や政府機関の動きは遅く、民は民で支援する構図になりつつあります。
政府や自冶体は、これらのITベンチャー・ベンダーを側面から支援する積極的な動きも期待したいところです。

ところで、この自冶体による支援策の切り口から、ひとつ注目しているものがあります。

8 月10 日に東京都中小企業団体中央会より、「平成23年度受注型中小製造業競争力強化支援事業助成金の募集のお知らせ」なる発表がありました。
URL;http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/08/20l8a300.htm

この助成金の特徴は、機械の部品製作や受注加工を行う「下請企業」の技術開発を対象としており、機械装置メーカーによる自社製品の販売を目的とした試作開発等は対象になっていないことです。

国内の多くの中小ITベンダーは、他の機械・部品メーカーと同様に下請けが多いことです。下請けは、最終顧客に接することがない事業形態で、一般的に価格は注文先から厳しく制約され利益確保が難しい場合が多いです。

今回の東京都の助成金は、この施策を使って中小企業に自社ブランド品の開発支援をすることにあります。
対象となる「特定ものづくり基盤技術」の中に、「組み込みソフトウェア」があります。

「組み込みソフトウェア」の定義・内容の紹介は、下記Webサイトに書かれています
URL;http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/download/shishin/s01.pdf
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/download/shishin_image/i01.pdf

このガイドラインの中に、「(3)情報家電及び携帯電話に関する事項」 があり、まさに本日述べていますスマートフォンやタブレット型パソコンなどの高級携帯端末の関連ソフトが対象になっています。

私は、東京で事業を行っている支援先や知っている中小メーカー(ITベンダーを含む)にこの助成金の応募を推奨しています。

ITベンダーは、あるとあらゆる機会をみつけて、下請けから脱皮することが重要です。

申請書作成支援や、申請書が承認された後の助成金を活用したプロジェクトの進捗支援などを、仲間である「一般社団法人 日本工業技術振興機構(JTT-as)」のメンバーと共に支援しています。

ご関心がある方がおられましたら、私までご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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