- 浅見 浩
- 株式会社グライブ ファイナンシャルプランナー
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
分散投資には2つの方法がある
購入時期の分散
資産の分散
よく言われるのが タマゴを一つのカゴに入れておくとこけた時に
すべてを失ってします
だから カゴを分けて持つことが重要だ
今回 お伝えするのはの時間分散「ドルコスト平均法」だ
あらゆるマネー本で必ず紹介される投資法です
ドルコスト平均法とは 変動する価格の商品(株・投資信託・金・外貨など)を
一定期間、一定額購入する方法
例えばあるファンドを購入するのに、1度にまとめて買うのではなく、毎月1万円ずつ買っていくとしよう。
このファンドは当初元本が1口1円、つまり金額を指定して買えるものとする。
そこで、このファンドの基準価額(1万口当たりの単価)が下表のように推移すると、毎月の購入量(口数)は次のようになる。
1回目:10,000口(10,000円÷10,000円×10,000口)
2回目:11,111口(10,000円÷9,000円×10,000口)
3回目:9,524口(10,000円÷10,500円×10,000口)
4回目:10,526口(10,000円÷9,500円×10,000口)
1回目から4回目までの合計:41,161口
さて、5回目を迎えたとき、基準価額が1万1000円だとしたら、投資額4万円は
41,161口×11,000円÷10,000口=45,277円
になるので、リターンは約13.2%になる。
もし、初回に4万円まとめて買っていたら4万4000円でリターンは10%。
あるいは、毎月1万口ずつ買った場合は投資額3万9000円(10,000円+9,000円+10,500円+9,500円)が4万4000円になり、リターンは約12.8%である。
「どうです!1度にまとめて買ったり、毎月同じ口数を買ったりするよりも、毎月同じ金額を投資するドルコスト平均法は有利です。理由は、値段が下がったときには多く買うことができて、逆に上がったときには量を少なくすることで取得額が平均化されるからです」というのが、ドルコスト平均法の“効用”となります。
メリットをまとめますと
買うタイミングを計る必要がない(いつでも始められる)
上がり下がりに一喜一憂しなくて良い(精神的に安心)
ただしドルコスト平均法は万能ではないことを覚えておこう!
例えば 購入し続けた株式の会社が破綻をしたら紙くずになってしまいます
安定したパフォーマンスを得たい場合はうまく活用しましょう
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