- 小松 俊明
- リクルーターズ株式会社 経営コンサルタント (専門/人材ビジネス)
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:転職・就職
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
- 新垣 覚
- (転職コンサルタント)
人材紹介の仕事で何が一番大切であるか、いつも転職エージェントの仲間内で議論になります。
1.魅力のある求人案件があること
2.優秀な候補者がいること
3.顧客との信頼関係を築けること
4.エージェントのスキルが高いこと
このどれもがそろってはじめてプレースメントに至る、このことに異論がある人はあまりいないようです。ただ実際は、景気が良くて企業が大量に採用していたり、まして採用のタイミングを急いでいた時は、多少、1~4が欠けていても、プレースメントに至ったこともあったのかもしれません。しかし今は、違います。だから、今、転職エージェントは苦戦しているのかもしれません。
ではどうしたらいいのか。どんなに悩んだところで、結局1~4を見つめ直すしかない、ここに行きつくわけです。それもはじまりは4であり、4があるから3が実現します。1と2は景気も多少影響しますね。こればかりは、今、我慢の時かもしれません。
だから、少し立ち止まって考えるのです。
このような我慢の時代に1と2を比較したとき、より必要なのはどちらであるか。ぼくは1の魅力のある求人案件があれば、あとは優秀な候補者を一人見つければいい、そちらに一票を入れます。
もちろん、優秀な候補者が一人いれば、あとはその人に見合う案件を提案できれば、、、というのも成り立ちそうですが、今の時代、やはり求人案件は少ないですね。それも魅力あるものとくると、なかなかありません。
そして優秀な候補者はどのエージェントからみても優秀であり、やはりその人物を確保するための競争がかなり激しいと思うのです。
その反面、魅力的な求人案件は複数のエージェントに情報が渡っているといっても、忙しい人事部長はやはりエージェントを絞る傾向があります。またその複数のエージェント間の競争になった時、顧客との信頼関係を直接作るのはエージェント自身です。優秀な候補者の方がいてもその方の意思が当然優先されますから、やはりエージェントとしては自分の影響の輪の中で差別化ができるほうが勝機があると言えるのではないでしょうか。
今の時代、やはり良い案件に取り組むことが、転職エージェントのビジネスにとっても売上への近道であるようです。優秀なビジネスマンの皆さん、もっと積極的に転職活動してくださいね。
転職活動の悩みをお持ちの方は、弊社がご提供する経歴書添削や面接対策をご活用頂くのも一つの方法ですので、ご参考までにお知らせします。
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