- 奥山 裕生
- 奥山裕生設計事務所 主宰
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
日本建築学会「阪神淡路大震災 住宅内部被害調査報告書」によると、
阪神淡路大震災における震度7の地域では、
全体の約6割の部屋で家具が転倒し、部屋全体に散乱したそうです。
家具の転倒は、下敷きによる怪我はもちろん、
部屋全体が散乱することで、火災時の避難の遅れの原因にもなっているそうです。
主な転倒家具としては、本棚、食器棚、洋服たんすなどがあります。
新築やリフォームの際は、これらの家具をできるだけ造り付け家具として
計画することをおすすめします。
また、造り付け家具とすることで、インテリアの統一が図れたり、
壁や天井との隙間がなくなることによって掃除がしやすくなるなど、
防災以外のメリットも生まれます。
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