- 谷口 與市巳
- 京都ビスキャスオフィス 代表
- 京都府
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
『見せる(魅せる)モノづくり』を推奨しています。実演販売では無く、「モノづくりの一部」を見せる事によって、お客様の信頼度を高める事が目的で、デモンストレーションの意味合いではありません。
BtoBの製造業の場合、製造現場を見せると言う事は、「自社の持つ、モノづくりの管理能力を見せる事によって、お客様に信頼感と可能性を持って戴く」と言う事に繋がります。勿論、管理数値(ノウハウ)や管理帳票は非公開、カメラ等の機材は使用禁止を徹底してお客様を迎えるべきです。見ていただいた後は必ず講評をしてもらいましょう。褒められた部分(強み)はさらに磨きをかけ、指摘された部分(弱み)は改善をする事が最も重要です。磨くのも改善するのも、その工程を担当する従業員の皆さんで考え行動しましょう。
「工場」で最も人数が多いのは「モノづくり」の現場に働く方々です。そのパワーを結集して「見せる(魅せる)モノづくり現場」で新規顧客や新規市場の開拓の原動力と、従業員の「やる気度」や「使命感」の継続的な向上を図りましょう。
製造部門にも、『マーケテイング・マネジメント』を定着させる事が重要です。
多くの方は、「マーケテイング」と言うと、マーケットリサーチのような市場調査を連想すると思います。しかし実際には、「マーケテイング」とは企業経営そのものの総合的な活動を言います。書物によると経理業務や純粋な生産活動は、『マーケテイング経営』から最も遠い活動と言われている様ですが、製造部門にも、マーケテイング・マネジメントを定着させる事が重要です。
『モノづくり企業』で有る以上、先ずは自社製造部門の『強み』と『弱み』を掌握して、企業経営方針を策定する事は、『マーケテイング経営』の出発点と考えています。
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