最高の身だしなみ　13　～アウター編～

第一印象だけでなく、第二印象、第三印象、
ずっと好印象を与える対人コミュニケーションに欠かせないのが「身だしなみ」です。
 
身だしなみは、お洒落な流行の服を着る・持つという観点ではなく、
相手に対して、不快にさせないエチケットとして、良識ある社会人としての身だしなみを取り上げます。
 
五感の視覚、嗅覚、触覚の3つの感覚に訴えかけ、
好印象を与える「最高の身だしなみ　服装編　1」をご紹介します。
 
今回から、装いのエチケット＆マナーとして、
アウター編、インナー編、持ち物編の３回に分けてお伝えしていきます。
 
まずは、「装いのエチケット＆マナー：アウター編」です。
 
アウターとは、インナー（下着）の上に着るものを指します。
いわゆる、人目に触れる服のことです。
夏場なら、タンクトップやTシャツから、冬場なら、コートまでを指します。
 

◆ アウターのチェックポイントとメンテナンス ◆
 
１．　汚れていませんか？
　　　
いくら濃いシミが洗濯で薄いシミに変わったところで、他人にシミや汚れははっきりと見られています。
洋服の柄でも汚れだと認識してしまう方もいるほどです。
とくに、顔からウエストまでの上半身は目につきやすいところです。
食べこぼしなどで汚れやすいところでもあります。
家庭の洗濯で落ちないシミは、クリーニング店などのプロにお任せしましょう。
 
２．　生地が破れたり、縫い目がほつれたり、ボタンが取れかけていませんか？
 
裂けたり、破れやすいのは、脇、背中やお尻の縫い目、ポケットなどです。
そして、縫い目の糸がほどけやすいのは、ズボンやスカートの裾などです。
何かにひっかけたりすると、生地が裂けたり、穴があいたりもします。
ウールなどは、虫に食われて穴があいたりもします。
ボタンが取れてしまった、ボタンが取れかけでぶら下がっている洋服を着ていると、
その本人までもが、だらしない印象に思われてしまします。
ボタンは取れるのが当たり前だと考えて、早めに付け替えてあげましょう。
洋服を着用した後に毎回チェックするのがベストですが、そこまでマメにはできない方も多いですよね。
そんなときは、洗濯後、タンスやクローゼットにしまう時だけでかまいませんので、チェックしてあげるのはいかがでしょうか？
 
３．　臭いは？
　
繊維は臭いを吸収します。焼き肉やお好み焼きを食べに行くと洋服に臭いがつきますよね。
日々の生活の中でも臭いを吸収しています。
タバコを吸う方の洋服からはタバコの臭いが、芳香剤や柔軟剤など、初めは良い匂いでも時間が経つと臭いに変化します。
汗や加齢臭、ワキガの臭いが繊維にしみ込んで悪臭を発生さることもあります。
臭いが付いた状態で放置すると、洗濯しても臭いが取れなくなりますので、こまめな洗濯で臭いを洗いましょう。
自分の臭いは自分では確認がしにくいので、家族などに協力してもらってくださいね。
 
（エチケット&マナー）

アウターはインナーよりも、洗濯の回数が少なくなりがちです。
外出すれば、知らないところで汚れてしまうこともあります。
破れたり、ほつれたり、臭いがついたりと、意識したメンテナンスが必要です。
「服装に気を使う」とは、お洒落な流行の格好をすることよりも、
身だしなみを整えることが、エチケットであり、マナーになります。
 
手入れすれば、洋服は長く着ることができます。
お気に入りの洋服を長く着ることは、節約にも繋がりますよ。
 

・アウターの３つのチェックポイントであなたが忘れてしまいがちなところはどこ？

ころはどこ？