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閲覧数順 2024年04月18日更新

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8月のソニー銀行の金利発表

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 銀行の中では、数少ない翌月の適用金利を今月に発表しているソニー銀行ですが、8月は固定金利の小幅な引き下げのみとなりました。


 まず変動金利ですが、これは日本の金融緩和時期が東日本大震災により、さらに長期化することが予想されることから、横ばいとなりました。変動金利の横ばいは8月の他行の金利でも同様だと思います。


 一方の固定金利ですが、これは20年超の最長期間の金利で前月比0.073%低下し、2.570%となりました。ソニー銀行の場合は、資金調達時期が他行より半月早いため、6月に株安などで大幅に低下した長期固定金利の指標となる10年物国債の利回りと、7月に株高で一転して上昇した利回りが相殺された金利設定と言えそうです。


 気になる他行の8月の長期固定金利の見通しですが、今月はセオリー通り、完全に株価の動向に左右される展開となっています。


 7月8日にアメリカの雇用統計が発表されるまでは、世界全体の景気回復期待から株価は上昇し日経平均株価も1万円台を回復しました。


 この結果、10年物国債を取引する債券市場では、リスク許容範囲が広がり、国債を売って株式を買う流れが強まったため、相対的に利回りは上昇し、一時1.150%近辺まで金利は上昇しました。


 しかし、実際に発表されたアメリカの雇用統計の中身は市場の期待とはほど遠い内容となり、今度は逆に景気回復には時間がかかるのではないかという流れに傾き、世界全体の株式市場が調整局面に入りました。


 さらに日本ではリスク回避の円買いで円が再び80円を割ったことも重なり、今度は上記とは逆の流れとなり、株価は1万円台を割り、10年物国債の利回りは15日の終値で再び1.080%と1.100%を下回る水準に戻っています。


 上記の流れを整理しますと、上旬は金利上昇、中旬は金利低下ということで現時点では来月の長期固定金利は横ばいの可能性が一番高いのではないかと考えています。


ソニー銀行、住宅ローン金利



沼田 順(CFP(R)認定者・1級FP技能士、宅地建物取引主任者、住宅ローンアドバイザー)


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