東日本不動産流通機構(レインズ)が11日に発表した
6月の「首都圏不動産流通市場動向」によると、物件の成約率が
全般的に回復してきていることがわかります。
中でも目を見張るのは、
神奈川県の新築一戸建て住宅市場の好調ぶりです。
首都圏における新築一戸建て住宅の成約率は、
東日本大震災があった3月以降は振るわず、6月度は
前年比-2.0%となり、12ヶ月ぶりに前年割れしました。
また、神奈川県以外では、以下のような状況です。
・東京都 -8.5% (2ヶ月連続マイナス)
・埼玉県 -21.6%
・千葉県 3.6% (5月は-6.7%)
しかし、こんな状況の中、神奈川県の成約率は
なんと12ヶ月連続の前年比増となっていて、成約件数も
圧倒的に多い状況が続いています。
※6月の新築一戸建て住宅の成約件数
・神奈川県 152件
・埼玉県 58件
・千葉県 29件
・東京都 107件
ちなみに、神奈川県で成約されている新築一戸建て住宅の
中心価格帯は3,000万円台となっており、これは全成約物件の
約47%を占めています。
これに対し、東京都内の成約価格帯は、
4,000~5,000万円台が中心になっております。
神奈川県は、東京都からは多摩川を越えればすぐです。
東京駅からも、東海道線で20分程度で川崎まで行けます。
都内で4,000万円台の一戸建ては、3階建てになり、
土地は20坪程度といったところでしょう。
でも、神奈川県に入れば、2階建ての30坪が手に入ります。
不動産の価値は、立地に大きく左右されますが、
その分、場所を変えれば同じ価格で全く違う物が手に入ります。
神奈川県は、都内にも近く、とても住環境が良い所です。ですが、
都内に比べ、不動産の価格は大幅に下がります。
このあたりが、神奈川県の新築一戸建て住宅の売れ行きが
好調に推移している理由なのでしょうね。
私も、神奈川県民暦17年ほどになりますが、
ずっと横浜に住んでいます。
そして、本当に横浜の街が大好きです。
これからもず~っと住み続けたいと思っています
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