日経記事;『IT中堅新興,米進出クラウド普及初期投資軽く』考察 - 海外展開 - 専門家プロファイル

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日経記事;『IT中堅新興,米進出クラウド普及初期投資軽く』考察

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皆様、
こんにちは。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

7月11日付の日経新聞に、『IT中堅・新興企業、米進出 クラウド普及などで初期投資軽く』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『日本のIT(情報技術)関連の中堅・新興企業が米シリコンバレーに相次いで進出している。
これまでIT分野におけるシリコンバレー進出は大企業が中心だったが、高機能携帯電話(スマートフォン)やネットワーク経由でソフトを利用するクラウドコンピューティングの普及により、国境を越えた事業展開のコストが低下していることが背景にある。

スマートフォンは世界中で同じ基本ソフト(OS)が使われており、従来型の携帯電話に比べて端末や対応するソフト「アプリ」の海外展開が容易。
またクラウド普及に伴い、独自にサーバーなどを購入する必要がなくなり、海外でITサービスを始める際の初期投資負担も軽くなっている。

電子メールなどITシステム提供を手掛けるラクス(東京・渋谷)と電子商取引ソフトのロックオン(大阪市)はシリコンバレーやその周辺に現地法人を設立した。
両社とも国内事業のみでは成長が限られると判断。現地法人を活用して米国向けのサービスを開発、販売し、売上高に占める海外事業の割合を高める。

EC studio(大阪府吹田市)も今夏に子会社を設立、このほど国内で提供を始めた中堅企業向け情報共有ソフトの販売を米国でも始める。
ジャストシステムの出身者が設立したエルイズビー(静岡県焼津市)も今夏にも拠点を開設し、英語圏を対象にミニブログ「ツイッター」などに対応したアプリを開発する。

中堅・新興企業の間でシリコンバレー進出の機運が高まっていることを背景に、進出を支援するビジネスの裾野も広がっている。
NTTコミュニケーションズは米進出を目指すIT企業にサーバーを一定期間無料で貸し出す。将来の顧客開拓や新事業の共同展開が目的で、同事業の拡大のためシリコンバレーでITベンチャー企業が入居するインキュベーション施設の中に拠点を開設した。 

日本アジア投資は米有力ベンチャーキャピタル(VC)のドレイパー・フィッシャー・ジャーベットソン(DFJ)などと共同で米進出を目指す日本企業などに投資するファンドを設立。
顧客の紹介など出資先の事業展開を支援する。

コンサルティング会社の米ビートラックス(カリフォルニア州)も米進出を希望する企業を米国の投資家などと引き合わせるイベントの定期開催を始めた。』


国内のIT関連企業が米シリコンバレーに相次いで進出しているとの記事が正しければ、国内企業にとって非常に良い兆候です。

Apple製を除く、今のスマートフォンはアンドロイドOSが基本的に使用されており、そのスマートフォンの使用台数が世界で広がれば、当該製品のプラットフォームは、アンドロイドと言うことになります。

アンドロイドは、Googleが無償提供しているOSなので、誰でも使用可能です。
今後、スマートフォンは世界中で使われていきますので、アンドロイドOSは事実上の世界共通OSとなり、パソコンのWindows OSと同じになります。

また、使用台数はパソコンの何倍にもなりますので、アンドロイドOSの市場規模はWindowsのそれを大きくしのぎます。
アイデア次第でアンドロイドOS上で動くアプリソフトを開発し当たれば、非常に大きな売上を期待できます。
市場は世界になりますので、大きな事業機会を得られる可能性があります。

競合他社も多いですが、マーケットのすそ野は大きいのでアイデアと才能があれば、勝機は十分あります。

国内ソフトベンダーは、今まで多様な国内携帯端末用アプリソフトを開発してきた実績があります。DeNAなどは代表企業の一つです。
今後はアンドロイドベースのスマートフォン向アプリソフトで世界市場で勝負できます。

また、記事にも書いてあります通り、クラウドが普及しつつありますので、自前でサーバーを用意することなしにソフト開発を出来る環境を揃えることが出来ますので、開発投資を抑えることが出来ます。


今回のニュースでとてもうれしいのは、国内ITベンダーが積極的に米国を含めた海外市場に出ていく姿勢をもっていることです。

内向き姿勢が多い若者が多い中で、海外志向を目指す若者・企業が今後大いに増えることを期待・希望します。
英語は、最初それほど出来なくても現地で会話していくことで徐徐に会話能力は立ちあがって行きます。
習うようり慣れろの精神で体でぶち当たる積極性があればOKです。

アンドロイド市場は国内市場に限定した携帯OSと異なり、世界が相手にになりますので、欧米、日本、新興国での事業展開が可能になります。
英語版のアプリソフトを開発すれば、基本的に世界中で販売できます。

実力と野心を持つ多くのITベンダーが、今後積極的に海外で事業展開し、国内市場も含めて世界市場で活躍することを期待します。

国内でもアンドロイド端末は飛躍的に増えています。
今後、企業の様々な事業活動の中でスマートフォンは使われていきます。

米国で養ったノウハウをベースに、欧米に比べて7割程度の生産性と言われるサービス業に対して、様々なアプリソフトを搭載したスマートフォンがその事業改善に貢献する場が多く出ることも期待します。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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