- 田中 徹正
- 株式会社 トーシンリフォーム 代表取締役
- 神奈川県
- リフォームコーディネーター
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
一般庶民にとって、家は一生に一度の大きな買い物です。
特に新築となれば、かって数年はメンテナンスフリーで住める・・・と思ってしまいがちですが、実はそうでもありません。
何故かというと・・・コスト削減の為でしょうが、多くの建売住宅は、ランクの低い塗装をされている事が殆どです。耐久年数の目安で言うと、4~6年くらいでしょうか。
リフォームでは耐久性が10年って言うのは当たり前なんですが、新築は5年前後・・・。これってどうなんでしょうかね?コスト削減といったって、塗料の値段なんて、実際10万円程度の差でしょう。
数千万円の買い物をする時に、防水面において重要な役割を果たす外壁をそこまで削る意味があるのでしょうか?
しかも、工期短縮のため、外壁の吹き付けは、半日で終わらせなくてはなりません。その他の細かい部分をあわせても、2日が限界でしょう・・・これじゃ、まともな工事なんてできないですね。
とはいえ、なんだかんだ言って、表面的には、綺麗に仕上げるんですけど・・・。
問題は、半乾きのモルタルに塗装をしなくてはならなかったり、時間短縮のため、下塗りを抜いたりする事が横行している事です。もちろん、監督の指示でです。
新築って、なかなか、プライドを持った仕事ができないんですよ。だから、私は自分の意思で施工できるリフォームが好きですね。
少し工期が延びてでも、仕事に妥協はしたくありませんから。いつまでも、自分の仕事にプライドを持っていたいですね!
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