昔加入した「がん保険」

　こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの森久美子です。

　お金のことは、よく分からないからとあきらめてはいませんか。お金と上手につきあって、ちゃんと暮らしたいと思っているあなたの「マネー力」をつけるためのコラムです。

　多くの保険会社が取り扱う「がん保険」ですが、医療や治療技術の進歩にしたがって、保障内容も変化しています。新しい商品も次々と発売されていますね。

　　何十年も前に加入してずっと続けていたがん保険を、新しい商品に変えようかどうしようかと考えている人も多いのではないでしょうか。

　年齢が進むと、保険料も高くなるため二の足を踏んでしまいますね。

　がん保険が発売されたのは40年近く前になりますが、長い間入院給付金と死亡一時金（がん以外の死亡一時金も含む）、それに手術給付金や退院給付金などが付加されたものが中心でした。

　ところが、最近の入院日数の短期化（リンパ節の郭清をしない乳がん手術は4日間の入院です）、通院による高価な抗がん剤治療や薬物治療などが治療の中心になってくると、保障内容が合わなくなってくることがありますね。

　　同じ会社であれば、特約を付加するとか、契約転換制度を利用して新しい契約の頭金にすることも考えられると思います。

　　でも、エフピー森は思います。

　　新しい商品や特約をどんどん発売するのではなく、長い間ずっと加入してくれたお客さんのために、今ある保険をできるだけ新しい治療内容に適応させていく努力のほうをしてもらいたいですね。

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