- 小林 幹夫
- 有限会社 電気の問題解決
- 静岡県
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
空調の方式はふたつに分けられます。中央で集中管理して保守要員がいる中央式、この方式は省エネ手法が沢山あります。中央式は保守員さんにお任せしてここでは省略します。
もうひとつが一般的な保守員がいない個別式です。家庭用エアコンからビル用マルチあたりですね。こちらは省エネ手法は少ないです。
空調の節電1での、運転時間、期間を削減する・外気冷房を使う説明をしました。そして政府が言っている設定温度28℃ですね。でも28℃の前に私としては、徹底的に冷房エリアの熱の削減をしてほしいです。専門的には空調負荷の削減といいます。
要は室内に入ってくる熱と室内で発生する熱を削減していきます。この室内の熱を空調設備はせっせと外へ運ぶわけですから、運ぶ量を少なくしてやれば、消費電力は下がるわけです。空調機は決して室内を冷やしているわけではないのです。
それでは室内の熱とは何でしょうか?
外気(ビルなどは外の空気を入れている)の削減は一番有効です。冷気を逃がさず暖気を入れにくい全熱交換機を使っているビルもあるでしょうが、一台の消費電力が500wぐらいはありますよ。出来ればピーク時はオフしたいです。
照明(ランプ・安定器など熱くて触れないぐらい)
人体(人の発熱)
日射(太陽のひざし)は出来るだけブラインドで遮蔽しましょう。
壁・天井からの熱
OA機器・パソコンの発熱はこまめに電源切ってください。
冷蔵庫・ウオーターサーバーの発熱、これは触ってみればわかります、自動販売機を室内で使っているのも考えものです。みんな切りたいです。
まだまだあります。
これらを減らす工夫をすればいいです。
また、空調エリアを狭くする。
不要部屋の空調を切るなども有効です。
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