高気密高断熱住宅は何故生まれたか?? - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

宮原 謙治
霧島住宅株式会社 
工務店
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高気密高断熱住宅は何故生まれたか??

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高気密高断熱住宅の功罪
■(謙さん)が住宅業界に転進したのは、昭和46年春でした。 当時は断熱材といえば、グラスウールでした。剥き出しのまま巻いてあり、カッターで切り、壁や床下・天井など使用していました。 グラスウォールは、ガラス繊維ですから、作業をしていると腕や顔などがチクチクしましたし、喉が痛くなるのです。現場では、『グラスウールを壁に入れるとねずみがいなくなる!』なんていう会話も多くありました。 現代住宅は、やがてグラスウール被害で問題化される時代が遠くない時期に来るのではと、奇遇します。

■住宅金融公庫も、グラスウールが入っていれば融資金額もアップするという政策をとり、断熱住宅を推奨していました。
 現場では、『かなわんな!』こんなことを言いながら作業する・・・それは健康被害を予測しての正直な声であり、このような犠牲の中で断熱住宅が広がったのでした。 やがて、むき出しのグラスウールは、袋に入ったもの変わっていきました。このことは、グラスウールの人体への影響があるということを暗に認めたものでした。このようにして広がっていった『省エネ住宅』ですが、私たちにもたらした弊害は何だったのでしょうか?それは、シックハウスという不健康、病気になる住宅の原因をつくることになったのです。

1)日本の伝統的住宅は、室内の空気は室内にとどまることを許されず、自然に排出され新しいマイナスイオン(外気)が供給される仕組みになっている。人間は空気中の約21%の酸素を常に吸って生命を維持している。
2)体が小さくても気力と体力旺盛な世界に誇れる大和魂(日本人魂)は、自然換気によって純度の高い酸素が常に満たされる住宅環境によって育まれたものである。しかし、現代住宅はささやかな省エネルギーの名分の元に、家族の生命エネルギーを蝕んでいる。 (続く)