- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
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対象:投資相談
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
- 大山 充
- (シニア・エグゼクティブ・アドバイザー)
こんにちは!
いやー、梅雨明けの声を聞かずして、関東ではすごい暑さがやってきました。
埼玉県熊谷市では、ついに6月の国内観測史上初の“39.8度”を記録したとか・・・
とても人間が普通に生活できる気温ではないですね。
電力消費量も大きく上がったようですが、はたして、真夏に“15%”削減できるのか、不安に思うのは私だけではないことでしょう。
東京で、大規模停電が起これば、首都機能はほとんどマヒしてしまいます。
一方、九州に続き、北陸・東北地方では、大雨による水害も起きています。
まさに、自然の猛威の前では、人間の力や思惑は通用しないという現実に直面しています。
常々、思っていることですが、やはり地球環境、自然があっての「人間の文化・文明」です。
利便性や経済論理だけで考えるのではなく、自然、そして地球とどう共存していくのか、真剣に考えないと、我々の“想定外”のスピードで、人間が作り出した社会の「当たり前の生活」が、崩れていくこととなりそうです。
いままさに、一人ひとりの個人が、きちんと現実に向き合い、考え、行動しなければならない“トキ”が来ているのだと思います。
さて、実体経済に目を向けてみると、国際通貨基金(IMF)による日本の経済成長予測が、下方修正されました。
4月の時点では、2011年の日本の経済成長率を1.4%としていましたが、今回は、2.1%も下方修正し、”-0.7%”としています。
もともと、1.4%の予測事態が「?」といった感がありましたが、地震・津波の復旧復興、そして解決の目途も立たない原発問題が、より深刻であることが認識されたのでしょう。
主要国の前回予測からの変化は、
4月時点 今回
世界 4.4% → 4.3%
日本 1.4% -0.7%
米国 2.8% 2.5%
ユーロ圏 1.6% 2.0%
中国 9.6% 9.6%
インド 8.2% 8.2%
ブラジル 4.5% 4.1%
などとなっています。
世界経済全体では、大きな変化はありませんでしたが、中身をみると、新興国はほぼ横ばい、アメリカは下方修正、ユーロ圏は上方修正となっています。
ただ、ユーロ圏は、ギリシャをはじめとする財政ひっ迫国の問題が、いまだ予断を許さず、上記予測通りとなるかどうかは、非常に不透明な状態が続いています。
また、米国も、QE2(量的緩和)終了後の経済動向から目が離せない状況です。
基本的には、中国をはじめとする新興国に頼わざるを得ない状況が続いているのだけは、間違いありません。
ユーロ圏やアメリカはもちろんですが、もっとも、世界経済への影響が大きいのは、現時点では中国ということが言えると思います。
一方、日本は、世界からは「特別扱い」されている状況です。
色々な意味において、内在している問題がここにきて、一挙に顕在化しました。
ある意味、心身ともに「体質改善」を図るには、“絶好のタイミング”だと言えるでしょう。
ここで変わることができなければ、この先、非常に「厳しい現実」に直面することとなります。
自分を変えられるのは、自分だけです。
為政者も、我々国民も
「自分の良心に従い、迷わず行動する」
これしかありません。
頑張りましょう!
では、今週も、“素晴らしい時”を過ごすことができますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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