日経記事エアコン各社北米開拓三菱電機専用開発拠点に関する考察 - 海外展開 - 専門家プロファイル

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日経記事エアコン各社北米開拓三菱電機専用開発拠点に関する考察

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皆様、
おはようございます。
グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー 山本 雅暁です。

6月25日付の日経新聞に、『エアコン各社、北米を開拓 三菱電機は専用の開発拠点』のタイトルで記事が掲載されました。

本日はこの記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は以下の通りです。

『エアコン各社が北米市場の開拓に乗り出す。三菱電機は米国専用機種の開発拠点を新設し、富士通ゼネラルは研修センターを増設する。
ダイキン工業は2011年度に大型空調のほか家庭用でも品ぞろえを広げ、台数ベースで前年度比2ケタ増を目指す。
10年以降、米政府や州が省エネ性能の高いエアコンの購入を促進する補助金制度を創設したため、日本方式への需要が拡大すると判断した。

日米ではエアコンを使った空調の方式が異なる。
日本製を使うには配管工事などが必要で、省エネ性能に優れていても米国ではほとんど売れなかった。原油価格の高騰で米企業なども経費削減を急いでいる。
補助金制度を支えに、各社は商機が拡大すると判断した。

三菱電機はジョージア州アトランタの販売会社内に「空調エンジニアリングセンター」をこのほど設置した。オフィスやビル向け空調機で省エネ性能に優れる日本の空調方式の製品を北米専用機種に改良する。

日本から技術者を派遣し、現地の技術者も採用する。当初は10人程度の体制とする。海外での拡販をテコに、空調事業の12年度の売上高は6000億円と10年度比約3割増やす。

富士通ゼネラルは8月にも、カリフォルニア州ロサンゼルスに研修センターを新設する。米国内の研修施設としては2カ所目。現地の取り付け業者に技術指導する。
営業代理店の職員に製品知識を教え、顧客への提案力を高める。11年度下期に業務用空調機器分野に参入するのに合わせ、同社の製品仕様に詳しい人材を確保する。

東芝キヤリアは資本提携先の米キヤリアの販売網を活用し、オフィスやビル向け空調分野に参入する。日本ですでに販売している省エネ性能の高い機器を電圧などを米国仕様にして投入する。
早期に市場シェア10%を目指す。

ダイキン工業は09年に約50億円を投じて米ミネソタ州に大規模ビルや工場向けの業務用大型空調機器の研究開発施設を開設。
大型空調の分野で、省エネ性能の高い製品の販売を強化している。11年度は家庭用や業務用でも品ぞろえを拡充する計画で、台数ベースで前年度比で2けた増を見込んでいる。

北米では10年以降、国だけでなく、州などが独自に省エネ性能の高いエアコンの購入時に補助金を支給し、新製品への買い替えを促している。
企業や個人の間にエネルギーでも節約志向が強まりつつあり、顧客開拓の追い風になると判断した。

JPモルガン証券によれば、家庭用と業務用を合わせたエアコンの世界市場は12年に9166万台と10年実績に比べて11%伸びる見通し。エアコン各社は中国や東南アジアなど新興国に加え、米国でも顧客を獲得したい考えだ。』


何度かコラム・ブログで書いてきました通り、国内メーカーの省エネ・省電力技術は、世界で群を抜く強さを持っています。
この省エネ技術は、今回の電力不足でさらに磨きがかけられます。

この圧倒的な省エネ技術を商品化して世界市場で省エネに貢献すると共に、売上拡大を図ることが国内企業の今後の事業方向の一つです。

今回の記事は、エアコン分野で各社が具体的な動きを開始したことを触れています。
記事によると、米国の場合、日本製を使うには配管工事などが必要なため、今までは売れていませんでした。
各社は、この事態を打開するため、日本の空調方式の製品を北米専用機種に改良する対応をします。

言わば現地仕様に合わせる方になります。
現地化は当然行う必要がありますが、今までメーカーにとっては負担になりますので米国市場への積極的な参入は控えていたのだと考えます。

この米国で、政府が省エネ化を促進するため、省エネ製の高いエアコンに補助金を出すことになり、今後大きな需要が見込まれます。

日本製品の省エネ性能の高さは、以前から知られていましたので、配管工事が容易になれば、各家庭も企業も積極的に国内メーカーのエアコンを購入することが期待されます。

今回の国内メーカーの動きは的をえたものであり、国内の省エネ事業の拡大に向けたものとして期待できます。
今後、米国だけでなく、欧州、アジア、インドなどの地域にも省エネ型エアコンの拡販に力を注いで欲しいと考えます。

また、他の省エネ家電製品(冷蔵庫、洗濯機、テレビ、電子レンジ、掃除機など)についても早期な海外事業の強化を期待します。

省エネ製品では、国内メーカーが世界市場を席巻して欲しいですね。

よろしくお願いいたします。

グローバル・ビジネスマッチング・アドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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