「キューポラのある街」(浦山桐郎) - コラム - 専門家プロファイル

高安 重一
有限会社アーキテクチャー・ラボ 代表取締役
東京都
建築家
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「キューポラのある街」(浦山桐郎)

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BSで「キューポラのある街」がやっていたので初めて見た。

川口は10年前になるけど「川口交差住居」という集合住宅を設計したので足繁く通った。
映画の冒頭でも川口の東京からの位置関係が説明されるけど、
設計当時も車で東京から荒川を渡って川口に入るのは印象的だった。
映画でも荒川沿いが何度も映し出されて、鉄橋を電車が通るシーンが何度となく繰り返される。

映画の中心は当時の家族のあり方の中で、強く生きる少女役の吉永小百合なんだけれど、
電車のシーンが多いことが否応なく外部の世界とつながっていることを示していると思う。
労働者階級である父親の職人像と社会とのギャップや、
コミュニティの中での朝鮮との密接な関係は、
電車のシーンがあることで広がりを持っていると思う。

そして吉永小百合ももちろん可愛くて、アイドル映画としてもいいのだけれど、
弟とその友達がまた良い。実は弟の方が成長していて、弟の話にしてもいいくらい。

撮影は1961年にされたようだけど、
鉄道や道路などの作りから、今の川口の位置関係も想像できるのも楽しめる。
映画になって自分の街が記録されて残っているのが羨ましい。

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