最悪、お勤めの会社の存亡そのものにかかわることも考えられ、少なくとも会社利益に対する配慮を欠く計画実行は違法性が高まり、上のような諸リスクが顕在化する可能性も高まるとの認識は必要でしょう。
● その他の方策
あとこうした価値ある営業秘密を 事業譲渡 や ''会社分割'' などM&Aスキームを活用し取得する、つまり契約ベースで対価を支払い事業として取得する方法が考えられますが、現在お勤めの会社の事業が正常に運営されている以上、よほど魅力的な対価を払うか、あるいは会社が不採算事業で外部への売却を考えているといった事情でもない限り、今回のケースにおいて現実的な手法となりそうにありません。
よって、みなさんが今の会社で培った知識や経験、人脈などをベースに、みなさんのアイデアをミックスさせ、新会社独自のノウハウを創り出し正当な手法で今のお勤めの会社と競業関係に入ることがやはり適切な手法のひとつではないかと考えます。
(もっともこの場合でも従業員の移籍については慎重な配慮が必要となることに変わりはありません)
私の方の解釈にズレがあるなど、ご不明な点については再質問・お問い合わせください。
ご質問ありがとうございました。
今後ともAll About ProFileをよろしくお願いします。
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