インテリアの雰囲気をきめる要素は、床・壁・天井の素材やカラー、家具や開口部(窓やドア)のデザインはもちろんですが、もうひとつ大切な要素として、「照明」の効果がとても大事な役割を果たします。 8畳の部屋には、8畳〜10畳用の照明器具を選んで天井に付ければOK・・なんていうのはちょっと寂しすぎます。
照明には大きく分けて2つの方法があるのですが、照明器具をセレクトして効果的に配灯する方法と、空間をつくる際、建築と一体で照明効果をつくる「建築化照明」という方法です。 主に間接照明などはこの手法でつくります。
どちらも住まう人の生活シーンを考え、バリエーションがあり生活シーンに合わせコンントロールができる照明を考えることが、豊かな雰囲気をつくりだすポイントです。
食事をする時、本を読む時、家族で話す時、お酒を飲む時、寛ぐ時・・・それぞれのシーンに合わせて明るさや雰囲気をコントロールできる照明効果を設計することで、心地よく、とても豊かな雰囲気をつくることができます。 そして家の灯りは窓を透して外観の魅力をひきたててくれる効果もあります。
心地よく豊かな雰囲気は、内側から外側へ拡がるのだと思います。
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このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
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